◆東京五輪 スポーツクライミング女子複合予選(4日・青海アーバンスポーツパーク)
女子複合の予選が行われ、東京五輪を気合いの赤髪で挑む24歳、野中生萌(XFLAG)は1回目から7秒74と、自身の持つ日本記録7秒88を塗り替える好記録。さらに2回目には7秒55をたたきだし、さらに日本記録を更新した。日本新連発に笑顔でガッツポーズを見せた野中は、4位で1種目目を終えた。
19年世界選手権2位の野口啓代(TEAM au)は1回目に8秒23を出して9位となった。この後ボルダリング、リードが行われる。
スポーツクライミングは今大会の新競技。複合はスピード、ボルダリング、リードの3種目の順位をかけ算した数字の少なさで争う。
▽スピード 高さ15メートル、95度の壁をロープをつけた2人が隣り合わせで同時に登りタイムを競う。
▽ボルダリング 高さ3~5メートルの人工壁を、ロープなしでいかに少ないトライ数で多くのコースを登り切れるかを競う
▽リード 腰にロープをつけて12メートル以上の壁を登り、制限時間内での到達点の高さを競う