スポーツクライミング歴10年・濱田マリ、敵と壁の攻略を相談する精神が好き

スポーツ報知
ボルダリングをする濱田マリ(本人提供)

 個性派役者として存在感を放つ濱田マリ(52)は、ボルダリング歴約10年。新競技のスポーツクライミング日本代表に期待を寄せる。

 スポーツクライミングは、壁を登る速さを競うスピード、課題の完登の数を競うボルダリング、6分の間に登った高さを競うリードの合計点を競う複合種目。ボルダリングとリードの経験がある濱田は、2種目で競技直前に選手がコースを下見するオブザベーションを見どころに挙げた。「選手みんなで談笑しながら、壁の攻略を相談するんですよ。敵に塩を送るような時間ですが、自分を信じつつ、みんなで束になって壁を乗り越えようっていう精神が私は好きです」

 濱田が本格的にボルダリングを始めたのは、11年秋。映画の撮影で1か月にわたり、東北ロケを行ったが「消えてしまいたい」と思うほど疲労がたまったという。その時、偶然見つけたクライミングジムに足を運び、ボルダリングに挑戦したところ「もっと撮影を頑張ろう、もっと生きて壁に登りたいと思いました」。今では家族に「半分壁に住んでいる」と言われるほど没頭。多くの人に競技の魅力を知ってほしいと“広報活動”にも力を入れ、先日も俳優・松尾諭(45)のクライミングデビューに一役買ったという。

 今年1月には東京五輪を機に引退を表明している日本代表の野口啓代(32)のプライベートウォールでリードに初挑戦した。そこで濱田は自伝を読み込むほど尊敬する野口への思いがより強くなった。「そこにはいろんな選手が練習しに来て、情報交換や切磋琢磨(せっさたくま)してきたそうです。コロナの厳しい状況でも野口さんはここでトレーニングしてきたんだなって思ったら、競技当日はうれしい涙を流したいなって思いました」。クライミング界をけん引してきたエースの最後の雄姿を目に焼き付ける。(水野 佑紀)

 ◆濱田 マリ(はまだ・まり)1968年12月27日、神戸市生まれ。52歳。1992年、モダンチョキチョキズの歌担当としてシングル「新・オバケのQ太郎」でメジャーデビュー。97年から女優活動をスタートさせ、主な代表作はフジテレビ系「アンフェア」(06年)、映画「血と骨」(04年)など。21年後期放送のNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」など待機作が控える。152センチ。

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