三浦龍司、3000メートル障害で日本勢初7位入賞「正直悔しい」…パリ五輪が今から楽しみ

スポーツ報知
男子3000メートル障害決勝、7位に入賞して日の丸を掲げる三浦龍司(カメラ・矢口 亨)

◆東京五輪 陸上 男子3000M障害決勝(2日、国立競技場)

 男子3000メートル障害決勝が行われ、日本記録保持者の三浦龍司(19)=順大2年=が8分16秒90で7位に入り、日本勢初の入賞を果たした。現役の箱根駅伝ランナーがトラック種目で入賞するのは、1936年ベルリン大会5000メートル&1万メートル4位の村社講平以来、85年ぶり。男子走り幅跳び決勝では、19年ドーハ世界陸上8位の橋岡優輝(22)=富士通=が8メートル10で6位に入った。同種目の入賞は84年ロス五輪7位の臼井淳一氏以来、37年ぶり。戦後の五輪では最高成績となった。

 三浦は先頭で存在感を示しただけでなく、スパート勝負でも順位を上げて7位を勝ち取った。謙虚な男はいつも通りトラックへ頭を下げると「入賞できたのはうれしいし、大きな成果だと思う」。しかし、安どの気持ちが全てではない。「狙えなくはない場所にいた感覚はある。正直、悔しい気持ちもある」と本音を明かした。

 シニア初の日本代表。3番手でスタートすると、600メートル付近で「中盤でもまれるよりも」とリスク回避のため先頭へ。そこから1100メートルまでの500メートルは猛者を後ろに従えて19歳が世界のトップを走った。海外勢のレースの駆け引きや爆発的なスパートは今大会で初めて体感するもので「想像を超えたラストの速さだった」。残り1周は優勝したバカリ(モロッコ)が57秒9、三浦も61秒1でカバーしたが、壁は厚かった。

 ただ、残り100メートルで2人をかわして7位に食い込んだ走りには、長門俊介駅伝監督(37)も「もっと行けるんじゃないかと期待してしまう。ここが彼にとってのスタートです」とさらなる期待を隠せない。今後は駅伝シーズンに向けて走り込みも行うが、あくまで3000メートル障害を主戦場とし、来季は世界最高峰の競技会・ダイヤモンドリーグなど海外レース出場も見据えているという。

 現役箱根ランナーが五輪に出場するのは史上27人目。さらに、トラック種目で入賞するのは村社講平以来、85年ぶり。終始クールな表情で駆け抜けた若きエースは「3年後のパリを目指しているので、そこで今回以上、自分の納得できる走りができるよう、この3年間で走りを突き詰めていきたい」。底知れぬ走りは、まだまだ続く。

 ◆三浦 龍司(みうら・りゅうじ)2002年2月11日、島根・浜田市生まれ。19歳。国府小1年から陸上を始め、浜田東中で全中出場。京都・洛南高から順大に進み、1年時のホクレンディスタンスチャレンジ千歳大会で日本歴代2位の8分19秒37。昨年10月の箱根駅伝予選会でハーフマラソンのU20日本新。今年6月の日本選手権で8分15秒99の日本新(当時)で初優勝。

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