【東東京】 関東第一の152キロ右腕・市川祐が決勝で散る  甘い直球狙われ悔し涙止まらず

スポーツ報知
試合後涙が止まらない関東第一・市川祐(左)

◆第103回全国高校野球選手権東東京大会▽決勝 二松学舎大付5―1関東第一(2日・東京D)

 前日の準決勝で、自己最速を6キロ更新する152キロをマークした関東第一の市川祐投手(3年)だったが、この日の直球は本来のものではなかった。

 「多少、肩肘に重さはありました。それでも試合に影響を与えるレベルではないと考えていましたが、思った以上に球威が出てきませんでした。指のかかりも悪く、甘いコースに入ったところを狙われました」と振り返った。

 2回表に1点を許したが、その後はゼロに抑え、二松学舎大付の秋山正雲投手(3年)との我慢比べになった。しかし、7回表1死二、三塁から犠飛で追加点を与えると、2連続二塁打を浴びて計3失点。8回表にも1点を奪われて降板した。「何点も取れない相手。それなのに、先に点を取られたのは自分の責任です。7回も犠飛で止めなければいけませんでした」と市川。8回裏1死二塁で打順が回ると、意地の二塁打を放って1点を返したが、反撃はここまでだった。

 昨夏の独自大会は決勝で帝京にサヨナラ負けを喫し、秋季大会は準決勝で東海大菅生に敗れた。悔しさをバネに今春の都大会を優勝したが、夏の甲子園には一歩届かなかった。「自分の力が足りませんでした」。試合終了のあいさつの後、ライバルの秋山と握手をかわした。「負けたことを実感しました」。あふれ出た悔し涙は、しばらく止まらなかった。

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