”人類最速”ヤコブス、欧州新記録9秒80で金メダル「子どもの頃の夢だった」アフターボルトの大混戦制した

スポーツ報知
男子100メートル決勝、ゴールする優勝したイタリアのラモントマルチェル・ヤコブス(右端=カメラ・竜田 卓)

◆東京五輪 陸上男子100メートル決勝(1日・国立競技場)

 男子100メートル決勝が行われ、L・ヤコブス(イタリア)が欧州新記録の9秒80(追い風0・1メートル)で初優勝した。

 ワイルドな男が、世界最速の称号をつかんだ。立派なヒゲと上半身のタトゥーがトレードマークのヤコブスは「まさか…夢だ、これは夢だよ。素晴らしいことだよ」と興奮を隠せなかった。中盤で抜け出し、カーリー(米国)を抑えた。欧州記録を更新し、世界歴代10位となる9秒80で優勝。直前に男子走り高跳びで金メダルを手にしていたタンベリ(イタリア)と強く抱き合った。26歳のイタリアンは「五輪で勝つのは子どもの頃の夢だった」と思いを込めた。

 16年リオ大会まで3連覇したU・ボルトが17年に引退してから、初の五輪。行方が注目された100メートルの王座は、史上初めてイタリアへと渡った。19年ドーハ世陸では準決勝敗退。伏兵と言える存在だったが、今大会は予選でイタリア新記録の9秒94、準決勝で欧州新の9秒84。走ればタイムが上がる底なしの力で、金メダルをつかみ取った。

 ◆ラモントマルチェル・ヤコブス 1994年9月26日、米国生まれ。26歳。19年世界選手権で100メートル準決勝進出。21年世界リレーの男子400メートルリレー2位に貢献。五輪初出場。

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