【東東京】関東第一のプロ注目・市川祐が自己最速を更新する152キロ 12奪三振完投でV王手

スポーツ報知
12奪三振で1失点完投し、関東第一を決勝進出に導いた市川

◆第103回全国高校野球選手権東東京大会▽準決勝 関東第一4―1修徳(1日・東京D)

 東京ドームで行われた東東京の準決勝では、関東第一のプロ注目右腕・市川祐(3年)が自己最速を一気に6キロも更新する152キロを計測する快投を披露。3安打12奪三振で1失点完投勝ちし、2大会連続の甲子園出場に王手をかけた。

 グラブを力強くたたいた。市川が初回、先頭打者を遊ゴロに打ち取ると電光掲示板には自己最速を6キロ更新する「152キロ」の文字が光った。「決勝のことは考えず、初回から飛ばしていこうと思いました。今までで一番に近いぐらいよかったです」。前半は直球で押し、後半は変化球を交えた投球で修徳打線を3安打1失点と圧倒した。

 米沢貴光監督(45)は「直球も変化球も全てスピードが出ていた。準決勝、決勝は市川でいくと決めて託しました」とエースの力投に笑顔を見せた。

 プロのスカウトは春からの急成長を高く評価した。巨人・水野スカウト部参与は「直球が強くなり、腕もよく振れていた。変化球はどの球種でもカウントが取れていた」。ロッテ・榎アマチーフスカウトは「体もボールも力強さが増した。春からの成長ぶりは驚きに近いものを感じる」と振り返った。

 進化を遂げたエースにはマウンド上での欠かせないルーチンがある。この日も帽子を脱ぐと東京ドームの天井を見つめた。高校1年時、新宿シニアで一緒にプレーしていた友人・竹山翼さんが病で亡くなった。「あいつの分まで頑張ろう。天国から見ててほしいという思いでいつも上を見上げています」。亡き友への思いを力に変えた。

 投げ合った修徳のプロ注目右腕・床枝魁斗(3年)とは握手を交わし「頑張ってくれ」と言葉をもらった。「修徳、そしてこれまで戦ってきたチームの分まで勝ちきりたい」。親友への思い、そしてライバルたちの思いを背負い、決勝のマウンドに立つ。(水上 智恵)

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