米国生まれのイタリア人ヤコブスが人類最速 9秒80で陸上男子100Mイタリア勢初の金メダル

スポーツ報知
五輪の男子100メートルをイタリア人として初めて制したヤコブス

◆東京五輪 陸上男子100メートル決勝(1日・国立競技場)

 男子100メートル決勝が行われ、ラモント・マルチェル・ヤコブス(イタリア)が9秒80で金メダルを獲得した。

 フレッド・カーリー(米国)が銀メダル、アンドレ・ドグラス(カナダ)が銅メダルに輝いた。イタリア選手が五輪の同種目を制するのは史上初。準決勝で9・83のアジア記録を更新し、全体トップで通過した中国の蘇炳添は前半で伸び悩み、6位に終わった。

 ヤコブスは準決勝第3組で9秒84の3位で決勝に進出した。五輪男子100メートルでは2008年北京、2012年ロンドン、2016年リオとウサイン・ボルト(ジャマイカ)が3連覇しており、決勝に進出した8選手の誰が勝っても初優勝。準決勝では着順ではなくタイムで拾われ、決勝に進出したヤコブスが熱戦を制し「人類最速」の称号を手にした。

 ラモント・マルチェル・ヤコブスは1994年9月26日、米国テキサス州生まれの26歳。現在はローマに拠点を置く。

 ザーネル・ヒューズ(英国)はフライングで失格。7人で決勝を争った。

 世界記録は9秒58(2009年ベルリン世界陸上)、五輪記録は9秒63(12年ロンドン五輪)で、いずれも、ボルトがマークした。

 日本勢は9秒95の日本記録を持つ山県亮太(セイコー=)をはじめ、多田修平、小池祐貴(ともに住友電工)の全3選手が31日の予選で敗退。日本勢の出場選手が全員準決勝進出を逃すのは、04年アテネ大会以来17年ぶり。1932年ロス五輪で6位となった吉岡隆徳氏以来の日本人ファイナリストは今大会も生まれなかった。

   

 男子100メートル決勝

1、ラモント・マルチェル・ヤコブス(イタリア)9・80

2、フレッド・カーリー(米国)9・84

3、アンドレ・ドグラス(カナダ)9・89

4、アカニ・シンビネ(南アフリカ)9・93

5、ロニー・ベーカー(米国)9・95

6、蘇炳添(中国)9・98

エノク・アデゴケ(ナイジェリア)途中棄権

ザーネル・ヒューズ(英国)失格

スポーツ

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請