【侍ジャパン】坂本勇人「一番速い方法でいきました」ヘッスラ決勝点&トドメ弾で1位通過

3回1死一、三塁、浅村の投ゴロの間に三塁から生還した坂本勇人
3回1死一、三塁、浅村の投ゴロの間に三塁から生還した坂本勇人

◆東京五輪 野球 1次リーグA組 日本7ー4メキシコ(31日、横浜スタジアム)

 野球日本代表「侍ジャパン」がメキシコを下し、連勝で1次リーグ(L)1位突破を決めた。同点の3回、二塁打で出塁した坂本勇人内野手(32)=巨人=が、好走塁から魂のヘッドスライディングで生還。決勝点を生み出すと、7回には貴重な左越えソロも放った。山田哲人内野手(29)=ヤクルト=は3ランを含む4打点。2人は日本代表で初めて五輪、WBC、プレミア12の3大会で本塁打を放った。日本は2日の準々決勝でB組1位の米国と対戦する。

 勝利への1点めがけて、坂本は頭から勢いよく飛び込んだ。赤いユニホームを泥だらけにしながら本塁へ生還すると、一塁ベンチが大きく沸いた。「意識してやったわけではないですけど、一番速い方法でいきました」。クールな男のヘッドスライディングで勝ち越し点をもぎ取った。

 同点の3回先頭で二塁打を放ち、迎えた1死一、三塁。浅村のボテボテの投ゴロに、三塁走者の坂本は一度は本塁の5メートル手前でスピードを緩めたが、オラマスがつかみ損ねたのを確認して再加速した。「焦ったのでたまたま出ました」と振り返ったが、5月に一塁へのけん制球にヘッドスライディングで帰塁した際に右手親指を骨折したことも忘れさせる魂のプレー。稲葉監督も「彼の気持ちの強さ」と拍手を送った。

 バットでも魅せた。3点リードの7回。この回から登板した左腕・バニュエロスの直球を捉え、左翼席へ運んだ。「ちょっと詰まり気味だったんですけど、いいポイントでは打てた。次の1点が欲しい場面で取れたのでよかった」。代表では15年プレミア12開幕の韓国戦(札幌D)以来4本目。WBCも含めた主要3大会全てでアーチをかけた。

 13年WBCから国際試合を経験し、今大会はチーム最年長。今では多くの若手から「(巨人で08年までつけた)背番号61の時から応援していました」と言われることも多くなった。「そういう選手と自分が対戦していることにビックリする。年を取ったことを実感するよね」と苦笑いするが、豊富な経験値が大舞台の強さにもつながっている。

 サヨナラ打を放った28日のドミニカ共和国戦に続く活躍で、チームは連勝で1次L1位突破を決めた。「すごくいい雰囲気で次も入れる。ここからがさらに大事だと思うのでいい準備をして臨みたい」。勢いに乗った侍ジャパンの中心には、頼りになるチームリーダーがいる。(後藤 亮太)

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