攻撃陣良さ出せず「負けパターン」を覆したDF陣の踏ん張り…北澤豪氏がたたえる

スポーツ報知
後半、ボールをクリアする吉田麻也(カメラ・竜田 卓)

◆東京五輪 サッカー男子準々決勝 日本0(PK4―2)0ニュージーランド(31日・カシマスタジアム)

 日本は、ニュージーランドと対戦し、0―0からの延長戦でも決着はつかず、PK戦の末に4―2で勝利。2012年ロンドン大会以来の準決勝進出で、銅メダルを獲得した1968年のメキシコ市大会以来、53年ぶりのメダルへ王手をかけた。4戦連続ゴールを狙ったMF久保建英(20)=Rマドリード=を中心に攻め込んだが、無得点。PK戦ではGK谷晃生(20)=湘南=が相手のキックを1本止めて勝利に導いた。3日の準決勝ではスペインと対戦する。スポーツ報知評論家の北澤豪氏(元日本代表)は「負けパターン」を覆したDF陣の踏ん張りをたたえた。

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 ニュージーランドはパワーがあり、組織力が優れていた。日本をリスペクトして5バック気味に堅実に守り、日本の攻撃陣の良さを出させなかった。久保や堂安は攻めているのに、いつの間にかニュージーランドの守備の網に吸収された、という消化不良の感覚を持ったことだっただろう。

 これまでの日本であれば負けパターンだった。しかし、DF陣が踏ん張り、負けなかった。ニュージーランドの高さにやられた場面はほとんどなく、センターバックの吉田、冨安を中心に個の力が成長していることをあらためて証明した。

 PK戦では技術の差が出た。板倉は相手GKの動きを見切っていたし、吉田は読まれても止められないコースに強いボールを蹴っていた。GKの谷は2人目を止めたことで、3人目が枠を外すことにつなげた。

 準決勝でぶつかるスペインとは大会前に戦っている。視野の外から、いきなり選手が入ってくるという経験をしたことは大きい。十分に勝機はある。(スポーツ報知評論家)

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