【侍ジャパン】山田哲人、坂本勇人と五輪&WBC&プレミア3大会制覇弾 五輪プロ選手最多4打点 

スポーツ報知
4回1死一、三塁、左越え3ラン本塁打を放つ山田哲人

◆東京五輪 野球 1次リーグA組 日本7ー4メキシコ(31日、横浜スタジアム)

 野球日本代表「侍ジャパン」がメキシコを下し、連勝で1次リーグ(L)1位突破を決めた。山田哲人内野手(29)=ヤクルト=は3ランを含む4打点。日本代表で初めて五輪、WBC、プレミア12の3大会で本塁打を放った。日本は2日の準々決勝でB組1位の米国と対戦する。

 横浜の夏空に上がった飛球が左翼席最前列で跳ねた。1点リードの4回1死一、三塁。山田が内角高めの直球をはじき返してチーム1号3ランをたたき込んだ。五輪での本塁打は08年8月23日の北京五輪3位決定戦(対米国)の青木宣親以来4725日ぶり。「本当に追加点が欲しい場面だった。コンパクトにいったけど、本当にたまたま角度がついてくれて本塁打になった。うまく反応して打てた」。1次L1位通過を決める貴重な一発を喜んだ。

 15、19年のプレミア12、17年のWBCでも本塁打を記録。特に19年のプレミア12では韓国との決勝戦(東京D)で優勝に導く逆転3ランを放つなど、国際大会での勝負強さは健在だ。稲葉監督は「チームを勇気づける大きなホームランだった」とたたえた。

 8回2死二塁ではダメ押しの中前適時打を放ち、日本のプロ選手では04年アテネ五輪の中村紀洋と城島健司に並ぶ最多の1試合4打点。初回と8回には二盗にも成功し「求められているものは打撃だけじゃなくて、走塁という部分もすごい大事になってくる。走れる場面があれば、残りの試合も積極的に走ります」と献身を約束した。

 「(日本代表)決まったで」―。6月。東京五輪の出場メンバーが発表されると、63歳の誕生日を迎えたばかりの父・知規さんへ真っ先に報告した。3年前の60歳の誕生日にはシルバーの特製グラブをプレゼントし、今年も高級ポロシャツを贈っていたが「(侍入りの連絡が)一番うれしい誕生日プレゼントになりました」と知規さん。母・則子さん(60)の誕生日だった28日のドミニカ共和国戦では、9回にサヨナラ勝ちにつながる中前打を放った。超一流になった今も親孝行は忘れない。

 次戦は2日の準々決勝。五輪での活躍は「すごいうれしい」と喜びつつ、すぐに表情を引き締めた。「まだ世界一になったわけではない。気を引き締めないとなというのはすごいあります。残り3連勝できるようにしたい」。あと3つ勝つことしか、頭にはない。

 ◆山田の本塁打 19年11月17日のプレミア12、決勝・韓国戦(東京D)で一発を放ち、決勝点をたたき出した。2点を追う2回2死一、二塁で、先発左腕の梁種から左翼席中段に逆転3ラン。同大会での初アーチが、初の大会制覇につながる値千金の一打となった。

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