橋岡優輝、走り幅跳び37年ぶり決勝「跳躍に納得いっていない」

スポーツ報知

◆東京五輪 男子走り幅跳び予選(31日、オリンピックスタジアム)

 男子走り幅跳び予選が行われ、A組に登場した日本選手権王者の橋岡優輝(22)=富士通=は、1回目に8メートル17(追い風0・4メートル)をマーク。決勝進出ラインの8メートル15を一発で超えた。同種目の決勝進出は84年ロサンゼルス大会の臼井淳一以来、37年ぶり9人目。城山正太郎(26)=ゼンリン=は7メートル70、津波響樹(23)=大塚製薬=は7メートル61で敗退した。

 橋岡が一発で決勝切符をつかんだ。スピードに乗った助走から東京の夜空を舞った。「跳躍という部分ではそんなに納得いっていない」と言いながら、決勝進出ライン8メートル15を2センチ上回った。競技開始10分あまりで余裕の通過。「記録とともに、一発で決勝に進出できたのは自分にとって収穫」と手応え十分。全体3番目の好記録は、臼井が予選で記録した8メートル02を上回り五輪の日本人最高記録となった。

 助走の最高速度は城山や津波の方が実は速い。それでも遠くに跳べるのは森長正樹コーチが「橋岡ほど腰回りのパワーを持っている選手はいない」というほどの力と、接地でパワーをうまく地面に伝える技術があってこそ。ファウルが多いことが課題だったが、この日は踏み切り板から爪先まではわずか0・4センチ。しっかり合わせてみせた。

 同時進行の男子100メートルは3人とも予選敗退。自国開催の重圧が負担になる場合もあるが「意外とすんなり。わくわくしている感じ」で迎えている。

 2日は日本勢37年ぶりの決勝で、表彰台に立てば、ともに銅メダルだった1932年大会の南部忠平、36年大会の田島直人に続いて史上3人目の快挙になる。大会前半の他競技での日本勢の躍進を見て「柔道やスケートボードなどの活躍の波に乗りたい」と気合が入る。今度は自分が歴史を塗り替える番。イケメンジャンパーは「予選は予選。決勝は後悔のないように。メダルを狙う」とどこまでも冷静に表彰台を見据えていた。

 ◆橋岡 優輝(はしおか・ゆうき)1999年1月23日、茨城・つくば市生まれ。22歳。さいたま市立岸中で本格的に陸上を始め、八王子学園八王子高1年から走り幅跳びに専念。2018年U20世界陸上金メダル。19年アジア選手権で優勝。自己ベストは今年6月に出した8メートル36。父・利行さんは棒高跳び元日本記録保持者、母・直美さんは元走り幅跳び選手。サッカー五輪代表DF橋岡大樹(シントトロイデン)はいとこ。

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