篠原信一さん、最重量級後輩の原沢久喜へ「団体戦では持てる力をすべて吐き出して」

スポーツ報知
男子100キロ超級3位決定戦、リネール(右)と激しく組み合う原沢久喜。指導3つによる反則負けで銅メダルを逃した(カメラ・相川 和寛)

◆東京五輪 柔道男子100キロ超級決勝(30日・日本武道館)

 男子100キロ超級の原沢久喜(百五銀行)が3位決定戦で3連覇を逃したリネール(フランス)に指導3の反則で敗れて、メダルを逃した。00年シドニー五輪100キロ超級銀メダル、前男子日本代表監督の篠原信一さんは、団体戦での爆発へ期待をかけた。

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 最重量級で同じ日の丸を背負った経験がある私としては、5位に終わった原沢の柔道には残念と言うより、悔しい思いでいっぱいになった。リオ五輪100キロ級に続き2階級制覇したクルパレクとの準決勝、5年前の決勝で争ったリネールとの3位決定戦と、ともに負けた試合で原沢の柔道がまったく出ていなかったからだ。返されようが、すかされようが、一発でも技をかけてやろうという意地を見せてほしかった。

 内股で一本勝ちした準々決勝でペースはつかめたかなと期待はしたが驚くほどスタミナ切れしていたのが気になった。準決勝は相手得意の組手を崩す要素はあったが、投げられることを恐れてか、考えて工夫する余裕がまったくなかった。

 年齢的にもこれが最後の五輪だろう。団体戦では持てる力をすべて吐き出してほしい。まじめにコツコツと熱心に稽古を積んできた、この5年間の集大成と、原沢の柔道を爆発させてほしい。(00年シドニー五輪100キロ超級銀メダル、前男子日本代表監督・篠原信一)

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