◆エキシビションマッチ 広島5―10ロッテ(30日・マツダスタジアム)
後半の先発ローテーション入りを狙って先発した広島・矢崎拓也投手は5回5安打6失点で、アピールに失敗した。4回まで上々の内容も、5回に4四球、3暴投と課題の制球が乱れた。「感覚が狂ったときに立て直せなかった」と一挙6失点。6回から登板した高橋昂也投手も8、9回の2イニングで8安打を浴びて4点を失い、「決めにいった球を打たれてしまった」とうなだれた。
佐々岡監督は矢崎を「あれ(5回)で何もかも無になった。本当に残念」と厳しく評価。高橋昂にも「下半身の使い方がまだ。球の粘りとか強さ、キレ(が足りない)。あの投げ方ではちょっとね」と首をかしげた。
先発陣は5人が固まっており、残り1枠をエキシビションマッチで見極める。候補の2人に合格点を期待していたが、「きょうの球、結果ではね。いくら次に抑えても本番でいけるかというと、クエスチョンではある。(先発は)今の時点では、ほぼ白紙」と悩みを継続した。