【広島】祇園北、初決勝…綾瀬はるか先輩&山根良顕先輩に初甲子園届ける

初の決勝進出を決め、喜ぶ祇園北ナイン
初の決勝進出を決め、喜ぶ祇園北ナイン

◆第103回全国高校野球選手権広島大会 ▽準決勝 祇園北4―2呉(30日・しまなみ球場)

 広島で準決勝2試合が行われ、4強で唯一甲子園出場経験のない祇園北が、呉に競り勝って初の決勝進出を決めた。横山皓己捕手(3年)の負傷交代に奮起。チーム一丸となって直後に勝ち越し点を奪った。広島新庄は延長12回に藤川蓮中堅手(3年)がサヨナラ打を放ち、西条農を破って春夏連続出場に王手をかけた。

 相棒がつくったチャンスを無駄にするわけにはいかなかった。2―2で迎えた6回1死三塁。5回からマウンドに上がった祇園北の背番号1・山本優貴(3年)が勝ち越しの右前適時打を放ち、再び流れを引き寄せた。

 この回先頭で左越え二塁打を放った横山が、けん制で帰塁した際に右足をひねって負傷退場。「横山を決勝に連れて行きたかった」と女房役への思いをバットに込めた。さらに3連打で2点に広げたリードを、右腕は9回まで2安打無失点に封じて守り切った。主将の臼井友乃祐右翼手(3年)も「横山の負傷で勝利への思いがさらに強くなった」と瞳を輝かせた。

6回、決勝タイムリーを放つ祇園北の山本優貴
6回、決勝タイムリーを放つ祇園北の山本優貴

 創部39年目で決勝初進出。春夏通じて初の甲子園を視界に捉えた。昨秋広島大会では初戦敗退し、今春は地区予選で敗退。しかし、今大会は2回戦でシード校の山陽を下して勢いに乗ると、02年以来の4強進出を決め、「ここまで来るとは少し予想外」と主将も苦笑するほどの快進撃を見せている。

 メンバーの半数以上が国公立大進学を志望するなど、勉学にも力を入れる公立校は練習時間も限られる。平日は他の部活との兼ね合いもあり、基本的に1時間半。グラウンド外での素振りや、階段を使ったダッシュなど工夫を凝らして強化に取り組んでいる。

 女優の綾瀬はるか(36)はデビューのために上京するまでの約1年間を同校で過ごし、お笑いコンビ・アンガールズの山根良顕(45)は卒業生。山根は試合後、自身のインスタグラムで興奮気味に「すごすぎ!!祗園北決勝だ!!」とつづった。先輩にも悲願成就のニュースを届けたい。「小学校の時からテレビで見ていた舞台。自分たちより強い相手しかいないからチャレンジャーとして挑む」と主将。シンデレラストーリーは終わらない。(南 樹広)

 ◆祇園北 広島市安佐南区にある1983年創立の県立校。校訓は「敬愛・信義・忍耐」。広島県学力向上対策重点校に指定されるなど学業に力を入れ、毎年多くの国公立大、有名私立大合格者を出す。ロンドン、東京五輪女子100メートル障害日本代表の木村文子はOG。

広島大会結果
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