【東東京】帝京“前田マジック”で勝った…5点リードの5回2死一、三塁1ボールで継投

4回1死満塁、2点二塁打を放った小島が塁上でガッツポーズ
4回1死満塁、2点二塁打を放った小島が塁上でガッツポーズ

◆第103回全国高校野球選手権東東京大会 ▽準々決勝 帝京5―3東亜学園(30日・駒沢球場)

 東東京では、準々決勝2試合が行われた。帝京は、名将・前田三夫監督(72)が得意の継投策で前半のリードを守り、東亜学園を下した。修徳は、プロ注目の最速146キロ右腕・床枝魁斗(3年)が、都立の雄・小山台を相手に延長10回を投げ抜き、3安打15三振で零封。10回裏に4番・佐藤大空中堅手(2年)が劇的なサヨナラ満塁弾を放ち、優勝した2013年以来の4強入りを果たした。五輪に伴い資材置き場となった神宮が使用できず、準決勝(8月1日)、決勝(同2日)は東京Dで行われる。

 “前田マジック”さく裂だ。5点リードの5回2死一、三塁。先発右腕・高橋蒼人(1年)が東亜学園の3番・松本颯斗中堅手(3年)へ1ボールとしたところで、前田監督が動いた。「1年生だから、後半だとプレッシャーがかかる。そういう点で前半に置きましたけど、いっぱいいっぱいでしたね」。表情や球の切れなど総合的に判断し、驚きのタイミングでエース右腕・安川幹大(3年)にスイッチした。

 昨夏の代替大会準決勝でも、同じくカウント途中で送り出した「代打の代打」でスクイズをしかけ、逆転勝ち。2年連続で相まみえたライバルに、今年もらしさ全開の采配を披露した。

 8月1日の準決勝は、史上初めて東京ドームで行われるが「中でプレーしたことも、ベンチに入ったことも、采配したこともない。やってみないとわからないですね」。指導歴50年目を迎える名伯楽が、未知の世界でタクトを振る。(北川 栞)

ベンチから指示を出す帝京の前田監督
ベンチから指示を出す帝京の前田監督

東東京大会
4回1死満塁、2点二塁打を放った小島が塁上でガッツポーズ
ベンチから指示を出す帝京の前田監督
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