【東東京】修徳、延長10回サヨナラ満塁弾で4強…最速146キロ右腕・床枝魁斗が15K完封!

延長10回2死、修徳の佐藤(中央)がサヨナラの満塁弾を放ち生還、歓喜のナインに迎えられる(カメラ・頓所 美代子)
延長10回2死、修徳の佐藤(中央)がサヨナラの満塁弾を放ち生還、歓喜のナインに迎えられる(カメラ・頓所 美代子)

◆第103回全国高校野球選手権東東京大会 ▽準々決勝 修徳4x―0小山台=延長10回=(30日・スリーボンド八王子)

 東東京では、準々決勝2試合が行われた。修徳は、プロ注目の最速146キロ右腕・床枝魁斗(3年)が、都立の雄・小山台を相手に延長10回を投げ抜き、3安打15三振で零封。10回裏に4番・佐藤大空中堅手(2年)が劇的なサヨナラ満塁弾を放ち、優勝した2013年以来の4強入りを果たした。帝京は、名将・前田三夫監督(72)が得意の継投策で前半のリードを守り、東亜学園を下した。五輪に伴い資材置き場となった神宮が使用できず、準決勝(8月1日)、決勝(同2日)は東京Dで行われる。

 10回裏2死満塁。一塁走者の床枝は、佐藤の打球が左翼スタンドに届いたことを確認すると、自分が本塁打を放ったかのように高く右腕を突き上げた。2日前の日大豊山戦は、自らのサヨナラ弾で勝負を決めた。今度は「信頼できるバッター」と一目置く2年の主砲が、苦しい戦いにピリオドを打ってくれた。

 粘りの投球が呼び寄せた勝利でもあった。雷の影響で、10回表の守備の前に8分間中断。すると、自慢の制球力が乱れて2四球を与え、1死一、二塁のピンチを招いた。それでも、再び18分間の中断があって登ったマウンドでは冷静さを取り戻していた。「投球練習は真っすぐしか投げず、真っすぐを待つような状況で、実際の打席では変化球を続けました」。スライダーで三振、遊ゴロに打ち取り、裏の攻撃につなげた。

雨の中、力投する修徳の先発、床枝魁斗(カメラ・頓所美代子)
雨の中、力投する修徳の先発、床枝魁斗(カメラ・頓所美代子)

 180センチ、85キロの恵まれた体から投げ込むストレートは、初回から144キロを計時した。「序盤は力で抑えてリズムを作りたかった」。スライダーとのコンビネーションがさえて15三振を奪い、9回には145キロをマークしてスタミナも示した。

 接戦を制しての4強入り。視察した日本ハム・多田野スカウトは「絶対に先に点は与えないという気持ち、辛抱できる点が魅力」と評した。準決勝の相手は、一昨年の覇者・関東第一。16、18年と準々決勝で戦って敗れている。「関東第一さんや二松学舎(大付)さんを倒すことを目指してやってきたので、やっと土俵に立てた感じです」と床枝。この日以上に強いメンタルでチームを引っ張る覚悟はできている。(浜木 俊介)

東東京大会結果
延長10回2死、修徳の佐藤(中央)がサヨナラの満塁弾を放ち生還、歓喜のナインに迎えられる(カメラ・頓所 美代子)
雨の中、力投する修徳の先発、床枝魁斗(カメラ・頓所美代子)
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