フェンシング男子エペ金 決勝大暴れ、身長190センチ宇山賢の特技はギターで星野源を弾き語り

スポーツ報知
宇山賢(右、AP)

◆東京五輪 フェンシング男子エペ団体決勝 日本45-36ROC(30日、千葉・幕張メッセ)

 世界ランク8位の日本(山田優、加納虹輝、宇山賢、見延和靖)が、ROC(ロシア・オリンピック委員会)を破り、フェンシング日本勢初の金メダルを獲得した。同種目の表彰台は初。メダルも2008年北京五輪男子フルーレ個人の太田雄貴(現・国際連盟副会長)、12年ロンドン大会フルーレ団体の銀以来となった。

 団体リザーブメンバーでの選出から出場した宇山賢(三菱電機)が大暴れした。8―5の3戦目に出場し、5ポイントを加算し13―11でエースの山田優(自衛隊)に引き継いだ。17―14で始まった5戦目は、6連続ポイントでこの日最大の8点差に広げる。23―18からは、190センチの長身を縮めて下から首元を突く、得意のパターンでポント。3分間で8ポイントの荒稼ぎ。28―25の7戦目でも6ポイントをたたきだし、加納、山田虹輝(JAL)が試合を決めた。

 宇山は2008年ロンドン五輪個人フルーレ銀メダルの太田雄貴氏を輩出した名門・同志社大を卒業。大手家具メーカーに就職するも競技との両立が難しく5か月で退社を選んだ。9か月の無職生活を経てアスリートと企業をつなぐ制度「アスナビ」を利用して三菱電機の所属になった。

 大好きな「ASIAN KUNG―FU GENERATION(アジアン・カンフー・ジェネレーション)」をきっかけにギターを始め、昨年の緊急事態宣言下では星野源の歌を弾き語りしてSNSに投稿していた。香川出身らしく、好きな食べ物はさぬきうどん。長年エペを引っ張ってきた見延和靖(ネクサス)に代わって出場した苦労人が大きな役割を果たした。

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