◆東京五輪 テニス男子シングルス準決勝 アレクサンダー・ズベレフ(1―6、6―3、6―1)ノバク・ジョコビッチ (30日・有明テニスの森)
同一年の4大大会全制覇+五輪金メダルの「ゴールデンスラム」を狙った世界ランキング1位ノバク・ジョコビッチ(セルビア)が、同5位アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)に敗れた。3位決定戦でパブロ・カレノブスタ(スペイン)と銅メダルをかけて対戦する。
第1セットは6―1と圧倒したが、第2セットは第5ゲームでブレイクして3―2としたが、直後にブレイクバック。3―4の第8ゲームでもブレイクされて落とした。最終セット第1セットでブレイクを許す。第2ゲームで4度のチャンスを生かせずキープされると失速。第3ゲームも取られ0―4となると、さすがの王者も挽回できなかった。
ジョコビッチは前日の準々決勝で錦織圭(日清食品)を6―2、6―0で一蹴。「彼のやってくること全てに対して自分は答えを持っている」と言うほど完璧な内容だった。シングルスを終えた後は「公式戦で初めて」という混合ダブルスで4強入りを決めていた。