松田丈志さん、萩野公介は「何が何でも決勝に行くんだという決意が泳ぎに、にじみ出ていた」

スポーツ報知
決勝に進んだ萩野公介(カメラ・竜田 卓)

◆東京五輪 競泳 男子200メートル個人メドレー準決勝(29日、東京アクアティクスセンター)

 男子200メートル個人メドレー準決勝では、リオ五輪400メートル個人メドレー金で、200個メでは2大会連続のメダルを目指す萩野公介(26)=ブリヂストン=が盟友・瀬戸大也(27)=TEAM DAIYA=とともに30日の決勝に進んだ。萩野は1分57秒47の全体6位、今大会不振が続いた瀬戸は1分56秒86の同3位。リオ後、苦しみ抜いた萩野は「神様がくれた贈り物としか思えない」と号泣。幼少期から苦楽を共にしてきた2人が集大成のレースに挑む。北京、ロンドン、リオ五輪3大会連続メダリストの松田丈志さんは、納得のいくレースでメダルも狙ってほしいとエールを送った。

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 瀬戸、萩野両選手が、ともに決勝に残ってくれたのは良かった。長らくライバルでありながら、日本水泳界を引っ張ってくれた2人が一緒に東京五輪の決勝で泳ぐ姿を見られるのは、競泳界に携わる僕らにとってもうれしいことだし、最後まで見守りたいと思った。

 瀬戸選手は予選から平泳ぎを修正しレースプランを変えてきた。平泳ぎはラップタイムを34秒15から32秒92に短縮し、最後の自由形につなげる本来の得意パターンの泳ぎになっていた。全体的に泳ぎに強引さはあったが、何としても決勝に行くという意地で押し込んだようなレースでもあった。準決勝の後に表情の明るさもようやく見えた。集中した時の爆発力があり、決勝で準決勝のタイム(1分56秒86)より0・3~0・4秒ほど上げ、すべてがうまくいけば、メダル争いにも食い込めそうな期待を感じさせた。

 萩野選手は予選も準決勝も全力で泳いでいた。準決勝はわずかにタイムを落としたものの予選は今季のベスト。この1種目にかけてきた思いや、何が何でも決勝に行くんだという決意が泳ぎに、にじみ出ていた。

 男子の個人メドレーは長らくこの2人が引っ張り、日本の有望種目に引き上げた種目だ。間違いないのは2人とも今日の決勝が東京五輪最後のレースになること。納得のいくレースでメダルも狙ってほしい。(北京、ロンドン、リオ五輪3大会連続メダリスト・松田丈志)

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