バスケ界の大関と相撲を取って寄り切られてしまった試合 佐々木クリス氏が分析 

スポーツ報知
シュートする八村塁(ロイター)

◆東京五輪 バスケットボール男子5人制 ▽1次リーグC組日本81―116スロベニア(29日・さいたまスーパーアリーナ)

 男子バスケットボールで世界ランク42位の日本代表は、1次リーグ(L)第2戦で、五輪初出場の同16位・スロベニアに81―116で敗れ、初戦から2連敗となった。日本はNBAウィザーズでプレーする八村塁(23)が両チーム最多の34得点でチームをけん引したが、NBA選手2人を擁する相手に大敗。佐々木クリス氏が試合を分析した。

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 日本代表の八村選手が好調で、スロベニア代表のドンチッチ選手が不調だったので前半は戦えたが、最初からオフェンスリバウンドを許してしまったことが後半に重くのしかかった。最終的にオフェンスリバウンド直後の得点が4―20。16点差が生まれた。ここに54%という高いスロベニアのシュート成功率が追い打ちをかけた。要因はスイッチディフェンスを採用したこと。ドンチッチ選手に八村選手やエドワーズ選手がつくと3ポイントラインまで引き出されてしまった。世界と戦う上で必要な戦術だが、その弱点を突かれた。

 八村選手の活躍は相手にとっては想定内。格下の日本代表には、相手を揺さぶる攻撃や守備が必要だった。第3Qの52―72の場面が最後の勝負どころだったが、選手は入れ替えても戦術に変化なし。組織として高い位置からプレッシャーをかけて相手のミスを誘うディフェンスもなかった。バスケ界の大関と相撲を取って、寄り切られてしまった試合だった。(元プロバスケットボール選手、アナリスト・佐々木クリス)

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