藤岡弘、柔道は世界に誇る宝…新種目の混合団体に期待「団結したときにより強くなるのが武道」

武道の力を説いた藤岡弘、(c)SANKIワールドワイド
武道の力を説いた藤岡弘、(c)SANKIワールドワイド

 6歳から柔道に励んできた俳優の藤岡弘、(75)は「勝ち負けは最終的な目標ではない」と独自の柔道論を唱えた。

 藤岡は現在も柔道の鍛錬を欠かさない。「日本武道は究極の人間づくりの原点で、世界に誇るべき日本の宝。柔道や空手道、日本の抜刀道…。私は『道』のつくものに影響を受けて今がある。武道をやってきたおかげで心技体がブレることなくバランスが取れている」と語る。

 愛媛・松山聖陵高では2年連続で柔道部の主将を務めた。自ら編み出したという体落としと背負い投げを連動させた技を得意技とし、腕前は三段だ。柔道人生では技術だけでなく心も養った。「『気』をコントロールする訓練では困難に立ち向かう力、臨機応変さが培われる。人は心構えで人生が決まる」

 1971年に放送開始された「仮面ライダー」では、仮面ライダー・本郷猛をスタントマンを使うことなく演じたが、バイク走行の撮影中に大けがを負った。「空中にはね上げられて数十メートル吹っ飛んだ。頭から(地面に)落ちたんですが、柔道をやっていたおかげでとっさに受け身を取って、首の骨が折れないように回転して助かった。もし、私が柔道をやっていなかったら即死の大事故となり、仮面ライダーも50年も続かなかったかもしれない」と笑う。

 今回の五輪でメダルラッシュに沸く日本柔道。しかし、藤岡は「勝ち負けは最終的な目標ではない」と断言する。「武道の教えは、人格や品格、品性を養うこと。礼に始まり礼に終わる。卑怯(ひきょう)な振る舞いをしないこと。究極のときに人間としての姿が見えるのが大和魂。日本の象徴として子供たちに影響を与えてほしい」とエールを送る。

 30日で個人戦は終了し、31日には新種目の混合団体が行われる。「団結したときにより強くなるのが武道。『誰かのために命をかける』という個人の気持ちが集まったら、その分、強くなって最大の力が出る。楽しみにしています」と活躍に期待を寄せた。(宮路 美穂)

 ◆藤岡 弘、(ふじおか・ひろし)1946年2月19日、愛媛県生まれ。75歳。65年にデビューし、71年「仮面ライダー」に主演。柔道家「せがた三四郎」にふんしたセガサターンのCMでも話題に。ライダー50周年映画「セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記」に出演中。

松山聖陵高主将時代の藤岡弘、(c)SANKIワールドワイド
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武道の力を説いた藤岡弘、(c)SANKIワールドワイド
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