錦織圭、準々決勝敗退 「今日の負けはこたえる」 天敵ジョコビッチに16連敗

スポーツ報知
錦織圭

◆東京五輪 テニス男子シングルス準々決勝 錦織圭―ノバク・ジョコビッチ(29日、有明テニスの森公園)

 前回リオデジャネイロ五輪銅メダルの錦織圭(日清食品)は、準々決勝で世界ランキング1位ノバク・ジョコビッチ(セルビア)に敗れた。混合ダブルスの柴原瑛菜(橋本総業)、マクラクラン勉(イカイ)も準々決勝で敗退し、日本勢は姿を消した。

 錦織は第1セット第1ゲーム、相手のミスが続き0―30となったが、ブレイクポイントを作るまでには至らず。逆に第2ゲームでショットミスが相次ぎブレイクされた。得意のリターンは精度が高かったが、球種を操って前後左右に揺さぶっても、ジョコビッチは崩れない。ブレイクチャンスを作れず2―6で落とした。

 第2セット、第1ゲームでダブルフォルト2本が絡みこの試合初めてのブレイクチャンスを握ったが、好ボレーで防がれた。逆に第2ゲームを落として主導権を握られ、5ゲーム連取された。

 錦織にとってジョコビッチは、準優勝した14年全米オープン準決勝の勝利を最後に15連敗中の天敵だった。「やりたくない」と苦手意識を公言する存在。リオ五輪後は右手首、右肘の故障による長期離脱、昨夏には新型コロナウイルス感染と沈む要素の多い時間を長く過ごしてきた。自国開催の五輪でメダル獲得との期待を背負って、この試合は復帰後では最高とも言える好プレーをみせたが、天敵を攻略するまでには至らなかった。

  錦織「悔しい気持ちが強い。サーブが入らなすぎて、自分のペースに持ち込めなかった。両セットともすぐブレイクされた。出足がどうしても、サーブがあんまり良くなかった。(疲労)もちろん、ありました。今日の負けはこたえますけど、それでも、いい1週間ではあった。ここまでの感覚が戻ってきたのも久しぶりだったので。負けはしたけど、いい試合がいくつかできた。かなり収穫が大きいと思います。サポートには感謝している。試合結果で応えられず残念」

 ◆錦織圭の五輪男子シングルス

 ▼08年北京 国際連盟の推薦枠で出場。同年ウィンブルドン4強のシュットラーにフルセットの末、初戦敗退。世界129位ながら第2セット0―5から逆転で奪うなど、能力の片りんを見せた。

 ▼12年ロンドン 第15シードで出場。初戦でトミックを下し、日本勢88年ぶりの勝利を飾ると、3回戦では当時5位のフェレールに競り勝ち、8強に進出。準々決勝ではデルポトロに敗れた。

 ▼16年リオ 第4シードで出場。3回戦までストレートで勝ち進むと、準々決勝ではモンフィスと全セットタイブレイクの末に勝利。準決勝でA・マリーに敗れたが、3位決定戦でナダルを破り、日本勢96年ぶりの銅メダルを獲得。

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