競泳女子の池江璃花子(ルネサンス)と2016年リオ五輪100メートルバタフライの王者、サラ・ショーストロム(スウェーデン)が、東京五輪での再会を喜んだ。親交の深い2人は、29日にそれぞれのインスタグラムを更新。池江は「会えてうれしくて泣いちゃった。明日の100M自由形も頑張って」と自身のストーリーに投稿した。
ショーストロムも、「友人との再会」と3枚の写真を付けて投稿。池江が涙を拭うしぐさや、2人で肩を寄せ合う写真を掲載した。ショーストロムは、池江が白血病を公表後の19年7月の韓国・光州での世界選手権で、仲間を激励。100Mバタフライで銀メダルを獲得すると、3人のメダリストで「IKEE NEVER GIVE UP RIKAKO」と手のひらに書き込み、テレビ越しに気持ちを伝えていた。
池江も、ショーストロムが右肘を骨折した今年の2月に“お返し”。自身の手のひらに「Never give up! Sarah!」と記した写真をインスタグラムに投稿。「今度はわたしが彼女にパワーを与えたいです!」とエールを送っていた。
ともに苦難を乗り越え、再び五輪の舞台で再会した2人。今大会、池江が個人種目に出場しないため直接対決は実現しなかったが、ショーストロムは30日、今大会初のメダル獲得に向け100M自由形決勝に臨む。