竹中直人が開会式直前に出演辞退、過去の出演作で障害者を揶揄 組織委「今の状況の中で避けられない判断」

スポーツ報知
竹中直人

 俳優の竹中直人が、障害者を揶揄(やゆ)した過去の出演作に批判が集まっていたことを理由に東京五輪の開会式への出演を急きょ辞退した問題について、東京五輪・パラリンピック組織委員会の高谷正哲スポークスパーソン(SP)は29日の定例会見で、「今の状況の中で避けられない判断だった」と見解を述べた。

 高谷SPは、一連の経緯について「開会式の直前に、ご自身が過去に演出にかかわった作品の中で、不適切な表現があったとことをご自身なりに熟慮されて、辞退されたいと意思があった。組織委員会は、それを受け入れて最終的に竹中さんはご出演されなかった」と説明。辞退申し入れの具体的な時期については「直前というお伝えをさせて頂いている」と重ねた。

 予定されていた演出や、辞退によって変更となった演出については「演出上、どう変わったかはお伝えできない。竹中さんは出演されない形でパフォーマンスが行われて実施された。最終的にみなさんがご覧になったのが、開会式の姿」と高谷SP。

 開会式を巡っては、楽曲制作担当の一人だったミュージシャンの小山田圭吾が今月19日に辞任。過去に雑誌のインタビューで学生時代のいじめについて告白し、批判を浴びていた。

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