【奈良】天理・達孝太、負けた 逆転サヨナラ許し「終わった」

サヨナラ負けにうつむいて整列する天理・達(右端)
サヨナラ負けにうつむいて整列する天理・達(右端)

◆第103回全国高校野球選手権奈良大会 ▽準決勝 高田商7X―6天理(27日・佐藤薬品スタジアム)

 今秋ドラフト1位候補右腕の市和歌山・小園健太と天理(奈良)の達(たつ)孝太(ともに3年)はいずれも敗退し、春夏連続出場はならなかった。

 達の直球が中堅へはじき返された。1点リードの9回1死二塁。適時三塁打を浴び、中継が乱れる間に打者にも生還され、センバツ4強がサヨナラ負け。「終わった。負けるときはそんなもんかな」。大喜びする高田商ナインを見つめた。

 4―4の5回に2番手で登板。力みから球が浮いた。9回は「今まで味わったことない雰囲気」にのまれた。

 母・るみさん(45)は「人からどう思われようと気にしない子」だと語る。雑誌の取材で尊敬する人物を聞かれたとき、チームメイトの多くが「両親」と答える中、達は「ダルビッシュ有さん」。監督から叱られた際も「あんまり気にしていないですね」と動じていなかった。それでも、高校野球生活で感謝の思いを伝えたい相手は「監督と両親です」と言い切った。

 涙は流さなかった。「止まっていてもだめ。メジャーリーガーになってサイ・ヤング賞を取る目標がある」。まずは日本でプロ入りを目指す。(水納 愛美)

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