澤穂希さん「がむしゃら感をもっと」なでしこに闘争心求める「鮫島や宮間は全部体を投げ出していた」

スポーツ報知
澤穂希さん

 ◆東京五輪▽女子サッカー1次リーグ 日本1―0チリ(27日・宮城スタジアム)

 元なでしこジャパンMFで、4度の五輪出場経験を持つ澤穂希さん(42)が27日、オンライン取材に応じ、チリを1―0で下しての決勝トーナメント進出を評価した一方、チームに“闘争心”の強化を求めた。

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 澤さんは「勝たなきゃいけない中で勝ち点3が取れたことはよかった。それと同時に、まだまだ課題や修正点はたくさんあった」と試合を総括。守備面の強度を課題に挙げ、「もう少しボール保持者にプレッシャーにいかないと。2度追い、3度追いをする選手がいない。1回で終わっちゃう。このままでは決勝トーナメントでは相手の思うツボになってしまう」と指摘した。

 澤さんは、DF熊谷紗希が相手の決定機をスライディングで防いだ場面をピックアップし、「全部が全部じゃないですが、鮫島(彩)や宮間(あや)は全部体を投げ出していました(笑い)。私はそれを見ていた分、『みんな綺麗なサッカーをしているな』と思ってしまいます」と心境を明かした。

 当時の佐々木則夫監督は、試合前のウォーミングアップで全員にスライディングをさせ、ソックスを汚させた状態でプレーさせる工夫をしていたという。澤さんは「みんな綺麗にプレーしようとしているのかな」と現役当時のチームと現なでしこを比較。「個人的には、もっと泥臭さ、がむしゃらさをみたい。足を出すとか、クロスを上げられちゃいけないところでスライディングをしたり、かわされたらまた立ってスライディングしたり。みんな(技術が)うまいのはわかっている。がむしゃら感、ひたむき感をもっと見たいなという希望があります」と語った。

 出場した選手では、途中出場で存在感を発揮したMF木下桃香、右サイドでタイミング良く上下動を繰り返したDF清水梨紗、縦パスで得点を演出したMF杉田妃和らを高く評価。杉田については「攻撃だけじゃなくて守備もいい選手。個人的には、ボランチでみたいなという希望があります」とコメントした。

 決勝トーナメント初戦では1次リーグを全勝で勝ち上がった強豪スウェーデンと対戦。「一発勝負なので、決めきるところで決めきることが大事。チャンスなんてそんなにないので。決めきるか決めきらないかが勝負の分かれ道になるんじゃないかなと思います」と見据えた。

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