“よしお兄さん”小林よしひさ、体操競技は「着地とその時の姿勢を見てほしい」

スポーツ報知
体操日本代表にエールを送った小林よしひさ

 体操男子は団体で銀メダルを獲得し、28日は個人総合決勝が行われる。NHK・Eテレ「おかあさんといっしょ」で活躍した“よしお兄さん”こと小林よしひさ(40)は、名門・日体大の「体操部」で活動した。徒手体操など器具を使わない基本的な体操演技を追究する団体で、五輪選手を輩出している「体操競技部」とは別だが、「授業で金メダリストの具志堅(幸司)先生や監物(永三)先生に鉄棒を教わりました。難易度が高かった」と学生時代を振り返った。

 体操競技の見どころは「着地とその時の姿勢を見てほしい」という。技の高さが高いほど、床を確認でき着地は成功する。回転してひねりも加える高度な技でも「高さと、どの体勢にいるかは(自分で)分かります。その感覚がないと出来ない。自分は年齢が上がってから分かるようになりましたが、(代表選手は)小さい頃からやっているし、空中の感覚がとてもいいと思います」。

 14年間、お兄さんとして全国で年間280回のステージを行ってきた。その中で意識してきたのは、変化すること。ジャンプひとつとっても日々、工夫した。そこには危険もつきまとう。「一番危ない跳び方をしたときは一瞬諦めました」。ロンダード(側転に4分の1ひねりを加えた技)からバク転、そして伸身宙返り。「跳んだ瞬間、角度が違うなって。このままだと背中や頭から落ちる。無理だと思ったけれど『待てよ』と。半分ひねって軌道修正しました」

 自分も長年、挑戦し続けているから、32歳の“ベテランコンビ”が気になる。内村航平は鉄棒で予選落ちしたが「世界のキングですから」とたたえた。もう1人はあん馬のスペシャリスト・亀山耕平。今大会が初の五輪だが、種目別予選2位で8月1日の決勝に進んだ。「美しさがある。あん馬は同じ旋回を繰り返すのは本当に難しい」。そして日本代表の全員にエールを送った。「モチベーションを維持しづらかったと思いますが、明るい笑顔を届けてほしい」(高柳 義人)

 ◆小林 よしひさ(こばやし・よしひさ)1981年6月29日、埼玉県生まれ。40歳。高校時代は剣道部。日体大体育学部社会体育学科卒業。2005年4月、NHK・Eテレ「おかあさんといっしょ」の11代目「体操のお兄さん」を担当し、19年3月末に卒業。16年12月に結婚。18年12月、長女が誕生。175センチ。血液型AB。

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