【和歌山】智弁和歌山、“イチロー野球”で甲子園へ 中谷仁監督「(イチローさんに)ちゃんとやりましたよと言いたいです」

スポーツ報知
優勝した智弁和歌山ナイン

◆第103回全国高校野球選手権和歌山大会 ▽決勝 智弁和歌山4―1市和歌山(27日・和歌山市紀三井寺)

 智弁和歌山が市和歌山を破り、和歌山大会優勝を果たした。17年から4大会連続で25度目となる甲子園出場を決めた。

 0―0で迎えた6回2死満塁、高嶋仁名誉監督の孫・奨哉三塁手の左前適時打で先制。7回に同点とされたが、その裏に大仲勝海二塁手(ともに3年)のタイムリーで勝ち越すと、岡西佑弥一塁手(2年)の右越え二塁打で点差を広げた。

 8回には、“イチロー野球”を披露した。2死一、二塁で、打球を捕球した遊撃手が二塁へ送球。だが、一塁走者の主将・宮坂厚希中堅手(3年)は二塁に滑り込まずに駆け抜けて三塁へ向かった。判定は間一髪セーフとなり、その間に二塁走者が生還。ダメ押しの4点目となった。

 イチロー氏が昨年12月に臨時コーチをしてくれた際に教わった直伝の走塁で「得点圏内に走者がいる場合、一塁走者は二塁を駆け抜ける」というもの。滑れば速度が落ちるが、駆け抜ければセーフになる確率が上がる。そのまま離塁することになるが、挟まれるなどする間に、前の走者が生還するチャンスが生まれる。この“イチロー走塁”を初めて成功させた宮坂は「イチローさんから教えてもらったことを頭に入れていた。ちゃんとできて良かった」と感謝した。

 今大会初先発の右腕・伊藤大稀は、4試合連続コールド勝ちで決勝に勝ち上がってきた市和歌山打線を7回途中まで5安打1失点と好投。2番手で登板したエース・中西聖輝(ともに3年)も3回無失点と仕事を果たした。中谷仁監督(42)は「勝てたのは選手たちの執念です。最後の最後にできて、(イチローさんに)4点目はちゃんとやりましたよと言いたいですね」と目を細めた。

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