卓球混合みまじゅん金メダル 同郷の12歳差コンビで日本卓球界初の快挙

スポーツ報知
表彰式で互いに金メダルをかけあう水谷隼・伊藤美誠ペア

◆東京五輪 卓球混合ダブルス決勝 水谷隼、伊藤美誠4―3許シン、劉詩ブン(26日、東京体育館)

 混合ダブルス決勝で日本の水谷隼(32)=木下グループ=、伊藤美誠(20)=スターツ=組が、中国の許シン、劉詩ブン組に4―3で勝利。初開催となった種目で日本卓球界初の金メダルを獲得した。日本ペアは先に2ゲームを奪われたが、第3ゲーム以降はコートを広く使った攻撃で主導権を握って逆転。一度つかんだペースを最後まで離さずに、栄冠をつかみ取った。

 12歳差の2人は同じ静岡・磐田市生まれ。水谷が5歳の時に父・信雄さんが設立した「豊田町卓球スポーツ少年団」に伊藤も通った。取材などで伊藤は「水谷選手」と呼ぶが、普段は「じゅん」と名前を呼び捨て。水谷も「みま」と返し、兄と妹のような関係でいる。

 リオデジャネイロ五輪前の16年5月、故郷で2人の壮行会が行われ、公開試合などで集まった子供たちを楽しませた。壮行会の後で伊藤の実家にお邪魔し、ご家族を取材しているとチャイムが鳴った。玄関に立っていたのは水谷のご両親。何かを届けに来たようだった。ご近所同士、家族ぐるみの付き合い、とは知っていたが、まさか本当にここまでとは、と驚かされた。

 準々決勝ドイツ戦で大逆転勝利を収めた後、伊藤が「水谷選手と組めたから勝てた」と涙を流したのは、幼い頃から自分を知り「やりたい放題」プレーさせてくれる信頼感があってこその言葉だと感じた。幼い頃から知る2人が互いの良さを引き出しあい、1+1以上の力を発揮できたことが、日本卓球界の悲願である金メダル獲得につながった。(大和田佳世)

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