【岩手】盛岡大付が4年ぶり甲子園 エース渡辺翔真が完投&満塁V打

優勝を決め、集合写真撮影をする盛岡大付の選手たち
優勝を決め、集合写真撮影をする盛岡大付の選手たち
8回無死満塁、右前に勝ち越し打を放ちガッツポーズを決める盛岡大付・渡辺
8回無死満塁、右前に勝ち越し打を放ちガッツポーズを決める盛岡大付・渡辺

◆第103回全国高校野球選手権岩手大会 ▽決勝 盛岡大付9―4花巻東(24日、岩手県営)

 岩手・盛岡大付が花巻東の3大会連続優勝を阻止し、4年ぶり11度目の甲子園出場を決めた。エース渡辺翔真(3年)が4失点完投、8回には自らのバットで勝ち越し打を決めた。

 最後の打者の二ゴロを見届けると、力強いガッツポーズを決めた。盛岡大付のエース右腕・渡辺は「入学した時から、この瞬間を待っていた。頭の中が真っ白になった」。難敵・花巻東をついに退けた。マウンドに集まる仲間たちと勝利の喜びをかみしめた。

 エースがバットで決着をつけた。4―4で迎えた8回、5番からの3連打で無死満塁とし、打席に8番の渡辺。「自分たちのカラーは打撃。打って勝つしかない」という関口清治監督(44)の覚悟に応えた。外角の直球を右前に運ぶと、相手右翼手が後逸。渡辺は一気に三塁へ。走者を一掃し、拳を天へ突き上げた。「気持ち的にはいっぱいいっぱいのあまり余裕がない打席でしたが、優勝に近づく点数が入って本当にうれしかった」。この回、5安打2四球、打者一巡の猛攻で一挙5得点。渡辺は、投げては9安打5四死球を許しながらも相手の勝ち越しは防いだ。

 打線は計14安打で9得点。3番・金子京介内野手(3年)が初回にソロを放ち、5戦連発となる大会新記録も生まれた。チームは今春の県大会決勝で花巻東に0―15で大敗。指揮官は「先制されると弱く、跳ね返す力がなかった」と振り返る。春の大会後、負けている状況を想定した打撃練習を徹底。「それが成果として出たと思う」と選手たちの成長に目を細めた。

 夏の聖地へ向け、田屋瑛人主将(3年)は「岩手の野球のレベルの高さを示し、全国制覇したい」と力強く宣言。東北勢悲願の優勝へ、全国の舞台でも強打を武器に勝利を積み上げていく。(小林 泰斗)

 ◆盛岡大付(盛岡市) 1958年に生活学園として創立された私立校。90年から現校名。生徒数459人(うち女子176人)。野球部は80年創部。甲子園は春5度、夏11度出場(今回を含む)。最高成績は17年春と夏、共に8強。部員数103人。主なOBは松本裕樹(ソフトバンク)、杉山晃基(ヤクルト)。山形守平校長。

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