テコンドー山田美諭、あと一歩 女子21年ぶりメダルならず5位

山田美諭(左=ロイター)
山田美諭(左=ロイター)

◆東京五輪 テコンドー女子49キロ級(24日、千葉・幕張メッセ)

 女子49キロ級で山田美諭(27)=城北信用金庫=が日本勢初の準決勝に進出。メダルまであと一歩に迫ったが、3位決定戦でティヤナ・ボグダノビッチ(セルビア)に6―20で敗戦。5位に終わり、2000年シドニー大会銅の岡本依子以来となる同競技でのメダル獲得はならなかった。男子58キロ級の鈴木セルヒオ(26)=東京書籍=は1回戦でデムセ(エチオピア)に敗れ、敗者復活戦にも回れなかった。

テコンドー日本の五輪全成績
テコンドー日本の五輪全成績

 夢に見たメダルに一歩届かなかった。リオ銀メダリストのボグダノビッチとの3位決定戦。第1ラウンド終了間際に頭部への攻撃を決めるなど、序盤は五角な戦いを演じたが、中盤以降は試合巧者の相手に突き放され敗退。日本勢21年ぶりのメダルはならなかった。

 悔しさを乗り越えてたどりついた舞台だった。16年1月の選考会中に右膝のじん帯を損傷。「何で私が…、何で今日…」。引退も頭によぎった。だが、手術をして自宅に帰った時にテレビで競泳・北島康介さんの特集を見て「熱くなった」と心に火が付いた。17年に全日本女王に返り咲き、18年のジャカルタ・アジア大会では銅メダルを獲得。アジア勢の強い同種目で存在感を見せるようになった。

 同志の存在も心強かった。今年3月から同学年で同57キロ級代表の浜田真由(ミキハウス)と共同生活を開始。互いに食事を作るなどして交流を深め「練習のことも話しますし、五輪、リオやロンドンのことも結構話してくれるので、すごく勉強になります」と刺激を受けていた。「私の競技人生の集大成。本当に好きなので、皆さんに知ってほしい」と戦った五輪。思いは多くの人に届いたはずだ。

 ◆山田 美諭(やまだ・みゆ)1993年12月13日、愛知・瀬戸市生まれ。27歳。父の影響で3歳から空手を始め、中学1年からテコンドーに転向。大東大4年時の15年にリオ五輪最終選考会に出場も右膝じん帯を損傷し、本大会出場はならず。城北信用金庫に入社し、17~19年で全日本選手権3連覇。18年ジャカルタアジア大会銅メダル。兄・勇磨は14年仁川アジア大会で銅メダルを獲得。167センチ。

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