【奈良】天理・達孝太、わずか84球3安打13K完封「回転数を意識」前回登板から修正

法隆寺国際を相手に3安打完封勝利の天理・達孝太
法隆寺国際を相手に3安打完封勝利の天理・達孝太

◆第103回全国高校野球選手権奈良大会 ▽準々決勝 天理5―0法隆寺国際(24日・佐藤薬品スタジアム)

 奈良では、今秋ドラフト1位候補の天理・達(たつ)孝太投手(3年)は3安打13奪三振に抑える完封勝ちした。

 前回とは別人の快投だ。天理・達が毎回の13奪三振、わずか84球の3安打完封で、三塁すら踏ませなかった。センバツ以降の登板では春季県大会準決勝(畝傍戦)の7回が最長だったが、9回を投げ抜いた。「回転数を意識して空振りもたくさん取れた」と手応えも得たが、3回2死から浴びた連打などを反省した。

 恒例行事になっている自己採点は辛めの「60~70点」だった。今夏初登板だった19日の3回戦(対大和広陵)は4回6安打3失点。自ら降板を申し入れるほどの“乱調”で、採点は「0点」。元近鉄内野手の中村良二監督(53)に「こんな投球をして調子に乗るな。(プロ以外の)進路を考えろ」と、おきゅうを据えられたという。

 それでも心臓に毛が生えている背番号11のエースは「あんまり気にしていないですね」。憧れのパドレス・ダルビッシュ有投手(34)も参考にする、お股ニキ氏の著書「ピッチングデザイン」などを読み返してフォームを微調整。指揮官は「この前と真逆ぐらい良かった。今日が今年で一番」と修正力を認めた。

中村監督も評価 この日も身長193センチの最速148キロ右腕を視察するため、日米9球団のスカウトが集結した。ロイヤルズのスピードガンで145キロを計測。巨人・榑松(くれまつ)アマスカウト統括は「スケール感やバランスは他の投手は持っていない」。ヤクルト・橿渕スカウトグループデスクは「文句のつけようがない日」と高評価した。

 03年度生まれの“世代盟主”を争う明桜・風間が18日に157キロを記録したが「全く気にならないです」と無関心。「自分の求めることを求めていきたいタイプなんで」。己を貫く姿勢で、まずは球打と同じ舞台へと進む。(水納 愛美)

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