スケボー堀米雄斗、生まれ育った江東区で金ドリーム「誰も成し遂げていないことを成し遂げたい」

小学生時代の堀米は既に世界を見据えていた(堀米亮太さん提供)
小学生時代の堀米は既に世界を見据えていた(堀米亮太さん提供)
小学時代の堀米の作文
小学時代の堀米の作文

 スケートボード・ストリート男子の金メダル候補・堀米雄斗(22)=XFLAG=が25日に登場する。高校卒業後にスケボーの本場・米国に渡った天才ライダーは、小学校の文集に書いた異国での成功を実現してきた。五輪会場があるのは生まれ育った江東区。下町からアメリカンドリームをつかんだ22歳が、今度は五輪の頂点という夢に挑む。

 控えめでシャイな少年は、夢を語る時は雄弁になった。「プロスケーターになって10億稼ぐ。そのためにアメリカに行く」。聖進学院高の田上光徳学院長は、堀米が一貫して掲げていた目標を鮮烈に覚えている。

 高校卒業後、海を渡った堀米は、22歳でほとんど夢をかなえてきた。18年には世界最高峰のプロツアー、SLS(ストリート・リーグ)で3戦3勝し、ビッグネームの仲間入り。6月の世界選手権(ローマ)では初優勝を果たした。スポンサーは現在では10社以上。昨秋にロサンゼルスに購入した4LDKの自宅は練習場も併設し、日本円にして1億円とも言われる。

 スケーターだった父・亮太さん(46)にスケボーの世界に導かれた。「1歳くらいからデッキに触れていた」と亮太さん。6歳で本格的に競技を始め、9歳にして大技のマックツイストも身につけた。「10歳までに成功させようと言って、その2、3週間前に決めた。すごいですよね」

 東砂小6年で書いた作文で、既に世界を見据えていた。「僕の夢は、世界で一番うまいスケーターになることです。だからもっと練習するためにスケボーの本場のアメリカに行きたい」。スケボー関係者によれば「米国での知名度は大谷翔平級」とも。「誰も成し遂げていないことを成し遂げたい」。会場の有明アーバンスポーツパークは、生まれ育った江東区にある。地元で表彰台の真ん中に立つことしか考えていない。(太田 倫)

 ◆東京五輪で開催される主な新競技・種目

 ▼スケートボード トリックと呼ばれる技の難度やスピード、演技構成などを競う。パークはお椀(わん)型のボウルや斜面のコースで、45秒の演技を3回実施し、最高点を競う。ストリートは手すりや階段など街中をイメージしたコースを使用し、45秒の滑走を2回、5回のベストトリック(高難度技)で、上位4試技の合計で競う。

 ▼スポーツクライミング 15メートルの壁を速く登ることを競う「スピード」、5メートルの壁に設定された複数コースを制限時間にいくつ登れたかを競う「ボルダリング」、12メートル超の設定されたコースを制限時間内でどこまで登れたかを競う「リード」。3種目の複合で行われる。

 ▼自転車BMXフリースタイル・パーク 60秒の試技で2回を行いベストスコアで競う。車体を横に回転させる「テールウィップ」や空中でハンドルを手放して1回転する「バースピン」などのエキサイティングなトリックを見ることができる。

 ◆堀米 雄斗(ほりごめ・ゆうと)1999年1月7日、東京・江東区生まれ。22歳。6歳から競技を始め、16年にアマチュアの登竜門タンパ・アマで4位になる。17年から最高峰のSLSに参戦し、18年には3戦3勝の快挙。世界選手権では19年銀メダル、今年初優勝。170センチ、55キロ。基本は右足を前にするグーフィースタンス。

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