元Aqua Timez太志が池江璃花子にエール!「決意の朝に」が闘病中の支えに

国立競技場の前で池江璃花子にエールを送った太志(カメラ・森田 俊弥)
国立競技場の前で池江璃花子にエールを送った太志(カメラ・森田 俊弥)

 白血病を克服して東京五輪に出場する競泳の池江璃花子(21)が闘病中、心の支えにしていた曲がある。2018年に解散した5人組バンド「Aqua Timez」が06年に発表した「決意の朝に」だ。作詞作曲したボーカルの太志(ふとし、41)は「時代を超えて心に響く曲を書けたことがうれしい」と語り、金メダルを獲得した場合には「Aqua Timez5人で『決意の朝に』を歌います」と1日限定の再結成を約束した。(有野 博幸)

 「決意の朝に」は悩みや苦難を抱えた人を思いやり、寄り添うような歌詞が印象的なミディアムナンバーだ。

 「辛い時 辛いと言えたらいいのになぁ 僕達は強がって笑う弱虫だ

 淋しいのに平気な振りをしているのは 崩れ落ちてしまいそうな自分を守るためなのさ」

 池江は「入院中の気持ちとマッチして、勇気づけられた。聴くと当時のことを思い出して、うるっとくる」と振り返る。

 アニメ映画「ブレイブストーリー」の主題歌に起用され、06年のNHK紅白歌合戦でも披露したAqua Timezの代表曲だ。太志は「ずっとライブでやってきた曲。池江さんが聴いてくれたと知って、バンドメンバーはもちろん、僕らを支えてくれたファンのみんなも『信じていて間違ってなかった』と喜んでくれるはず」と語る。

 発売から10年以上を経て闘病中の池江を支えたことに驚き、「CDから配信へとフォーマットは変わっても、音楽の力は健在」と実感。「池江さんは万全な状態で練習できないことがあっただろうし、それも考えられないくらいの苦しみを味わったと思う。復活を信じて、努力をされた方ですよね」と思いを巡らせる。

 曲の原型が出来上がったのはデビュー前の03年頃。当時20代前半の太志はアルバイトをしながらバンドを結成した頃だ。「就職して給料をもらっている同級生たちを見て『早くここから抜け出したい』と思っていた。勉強も運動もできないし、不良になる勇気もなかった僕が将来の不安を抱えながら音楽という夢を信じて書いた曲。そのリアルな心境が池江さんに共感してもらえたのかな」

 2019年2月に病気を公表した池江は昨年8月にレース復帰。今年4月の日本選手権で4冠を達成し、大舞台に戻ってきた。

 24日の400メートルリレー予選から出場予定の池江に対し、太志は「金メダルを取ってほしい。応援しています」とエール。「金メダルを取ったらAqua Timez5人で『決意の朝に』を歌います。引退して会社員になったドラムのTASSHIも呼びます。年齢を重ねて味のある『決意の朝に』になるんじゃないかな」と2年8か月ぶりのバンド復活を予告した。

◆ソロで来月に新曲

 〇…ソロ歌手として活動する太志が8月25日に新曲「long slow distance」を配信リリースする。「大事な時に緊張したり、頑張れば、頑張るほど、焦っちゃうことがある。そういう人間らしさを肯定したい」という思いを込めた。タイトルは「ゆっくり長く走る」という意味で「今の日本にも必要なことですよね。速度を落として、自分のペースで走り続けていきたい。池江さんにも聴いてほしい」と呼びかけた。

 ◆太志(ふとし)1980年5月10日、岐阜県生まれ。41歳。2003年にAqua Timez結成。代表曲は「等身大のラブソング」「虹」など。NHK紅白歌合戦2度出場。18年11月に解散し、ソロ歌手に転身した。

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