【高知】高知・森木大智、打者17人10Kの完全救援…スカウト陣が「ドラフト1位は間違いない」と絶賛

打者17人を無安打無四死球10奪三振と好救援した高知の森木(カメラ・伊井 亮一)
打者17人を無安打無四死球10奪三振と好救援した高知の森木(カメラ・伊井 亮一)

◆第103回全国高校野球選手権高知大会 ▽2回戦 高知8―1宿毛工=8回コールド=(22日・高知県立春野)

 高知の最速154キロ右腕・森木大智(3年)が5回2/3で打者17人を完璧に抑え、10三振を奪う好救援を見せた。初戦突破に導き、視察したスカウト陣から「ドラフト1位は間違いない」と絶賛された。

 剛腕が流れを変えた。0―0の3回1死二、三塁、ベンチスタートの高知・森木が早くも登板。初球で中犠飛を許して以降は、圧巻の投球を見せた。「7、8割」の力感で、この日最速こそ149キロだったが、8回まで毎回の10奪三振。5回まで0―1で「まさかの初戦敗退か?」という空気が漂い始めたなか、打者17人を64球で完璧に封じた。それでも「100点満点中だったら50、60点。(良かったところは)ないですね」と満足感はなかった。

 辛めの自己採点とは対照的に、7球団のスカウトは絶賛の嵐だ。阪神の山本スカウトは「平均で147キロ。(ドラフト1位の)12人で(クジが)引き合いになる」と競合必至を予想。広島の白武スカウト部長も「ドラ1位候補は間違いない。佐々岡監督に引いてもらわないと」と“求愛”した。

 18日に明桜(秋田)の風間球打(きゅうた、3年)が世代最速の157キロをマークしたと知り、「勝てる投手として、僕は負けない」と対抗心をあらわにした。即席麺は一切食べず、オレンジジュースも果汁100%しか飲まないなど、食事もストイック。MAX154キロ右腕は、自身の完成形について「相手が何もできない、バットにすら当たらない(のが理想)。向こうのベンチから『打てる』という声が出ている時点で(ダメ)」と意識は高い。

 浜口佳久監督(46)は高知中からの恩師。先に高知高へ異動したため、森木が軟式史上最速とされる150キロを出した中学3年時の四国大会が最後の指揮となり、全国大会は不在だった。3年が経過した今夏こそ、恩師やチームメートと全国の舞台に立つと決めている。「浜口先生にはお世話になった。最高の仲間と全国に行って、いい思いをしたい。こんなところで負けていられない」。1週間で4試合、500球の球数制限とも戦う最後の夏。自身初の甲子園出場が、最高の恩返しだ。(伊井 亮一)

 ◆森木 大智(もりき・だいち)2003年4月17日、高知・土佐市生まれ。18歳。蓮池小1年から「蓮池ホワイトシャーク」でソフトボールを始める。3年から軟式の「高岡第二イーグルス」でプレー。高知中では軟式野球部で3年時に春夏の全国大会優勝。高知では1年春からベンチ入り。球種はカーブ、スライダー、カットボール、スプリット。184センチ、87キロ。右投右打。

高知大会結果
打者17人を無安打無四死球10奪三振と好救援した高知の森木(カメラ・伊井 亮一)
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