王貞治さん、「日本の野球はすごい」と世界に示して…侍ジャパンに金メダル期待

06年、WBC大会で優勝した王日本代表監督
06年、WBC大会で優勝した王日本代表監督

 悲願成就へ。2006年の第1回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表を率い、初代王者へと導いたソフトバンク・王球団会長にとっても、待ち望んだ東京五輪が始まる。

 「野球は金メダルのチャンスがあると(日本中が)思っている。プレッシャーを感じないわけにはいかないが、まともに(重圧を)受けていい。その中で、どう勝ちにつなげていくか」

 侍を指揮する稲葉監督にかかる重圧は大きい。だが、19年11月に世界一に輝いた「プレミア12」の経験が生きる。

 「稲葉監督も、プレミア12で自信、手応えを得たと思う。あの時の雰囲気で行ければ」

 侍メンバーは投手、野手ともにチームでは中心選手。だが、代表では役割が変わることも多い。

 「勝つためには、細かい野球をやらないといけない。(WBCで代表選手は)えりすぐりなので、難しいところもあったが、選手たちにも伝え、了解してもらった」

 代表メンバーを率いる大変さを感じた一方、日の丸がチームを一つにするということを感じた。

 「日の丸をつけると、とにかく勝つということに集中する。(WBCでも)選手が自分が思っていた以上に素直なプレーをしてくれた。オリンピックでも稲葉監督の指揮のもと、いい形でプレーしてくれますよ」

 1964年の東京五輪では長嶋氏と一緒に様々な競技を生観戦した。「スポーツの世界は広い」と感じ、記憶に残った競技に、激しいレース展開だった陸上の1万メートルを挙げた王会長。どの競技も当時より国際経験が豊富になったことが活躍への後押しになる。

 「平常心で戦えるようになっている。そういう点では、日本のスポーツというのはすごく変わった。僕らの頃は(外国人を)仰ぎ見ちゃうところがあったが、今はそんなことがない」

 コロナ禍のなかでの五輪開催。野球を筆頭に出場選手には、日本を明るくしてもらいたいと大きな期待を寄せる。

 「日本の野球はすごい、というのを世界に示したい。プレーを見て感激してくれる人がいたり、選手たちも自分の気持ちをプレーで発散してくれたらいい。五輪が終わった後に『やって良かった』と思ってもらえるような中身にしたいですよね」

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