【大阪】美原が接戦制す 部員不足で選手15人中7人が助っ人 「早く帰りたい」と言いながらも

美原の(左から)小阪芳寛・松岡基希・山本春吾
美原の(左から)小阪芳寛・松岡基希・山本春吾

◆第103回全国高校野球選手権大阪大会 ▽2回戦 美原7―6和泉総合(22日・くら寿司スタジアム堺)

 美原が接戦を制し、3回戦に進出した。ベンチ入り15人のうち野球部員は8人。大会前に加わった7人の助っ人とともに勝利をつかんだ。

 初回1死二塁から三宅琉嘉二塁手の左中間への適時二塁打で先制した。2回には主将・松岡基希遊撃手(ともに3年)が本塁打を放つなど得点を重ねた。9回に1点差に詰め寄られたが、逃げ切った。

 「8番・左翼」で出場した小阪芳寛と「9番・右翼」の山本春吾は「野球部員」ではない。同じクラスの小林隼中堅手(いずれも3年)に大会3週間前に誘われて、ともに助っ人として加入した。

 小阪は小学生時代にサッカーと水泳を経験し、中学では卓球部に所属。高校ではバドミントン部を引退したばかりで、野球は未経験だ。それでも家族の影響から野球に興味を持っており、二つ返事で引き受けた。「キャッチできたり、送球がうまくできたり、貢献できるとうれしい」。この日は小阪が左飛をキャッチして試合終了。「最高に気持ちよかった」と、野球の楽しさを実感した。

 山本は、7人の助っ人で唯一の野球経験者。中学まで野球部だったが、高校ではアルバイトに専念するため野球から離れた。山本は小阪とは対照的に「ちょっとだけなら」と仕方なく加入した。「(練習は)早く帰りたい。きつすぎる。硬式球は怖い」と苦戦しながらも、これまで週4日だったアルバイトを週1~2日に減らすなど、仲間のために懸命にプレーしている。

 松岡主将が掲げるのは「人数不足からの下克上」。小阪と山本については「完璧。いなかったら勝てない」と絶賛した。強豪がそろう大阪大会を、助っ人パワーとともに勝ち抜いていく。

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