【神奈川】 身長187センチ 先発で勝利を呼ぶ向上の背番号「19」佐藤諒音

4回途中まで投げ2失点だった向上先発の2年生右腕、佐藤諒音
4回途中まで投げ2失点だった向上先発の2年生右腕、佐藤諒音

◆第103回全国高校野球選手権神奈川大会▽5回戦 向上10X―3三浦学苑=8回コールド(22日・サーティーフォー保土ケ谷)

 向上の先発マウンドには、4試合続けて身長187センチで背番号「19」の2年生・佐藤諒音投手が上がった。春季大会での先発は1度だけ。それでも今大会は3試合で19回3分の2を投げて失点ゼロ。4回戦では川崎工科を完封した。制球力に優れ、チームの勝ち上がりに大きく貢献してきた。

 この日も3回まで無失点。4安打を浴びながら踏ん張った。しかし、4―0で迎えた4回。先頭打者に振り逃げで出塁を許し、四球、左前適時打で1点を返されると、背番号「1」の猿山広輝投手(3年)と交代した。今大会で初めて失点したうえ、最も早い降板に。それでもエースが踏ん張り、打線も8回に安打を連ねてコールド勝ちを収め、19年に続く8強入りを決めた。

 試合を振り返る佐藤は、非常に冷静だった。「ここまで勝ち上がると、厳しい試合になるのは分かっていました。なので、一人一人を抑えることだけを考えました」。平田隆康監督(47)が先発で起用し続ける理由のひとつに挙げるのが、佐藤の心の強さだ。「落ち着きがあり、ランナーを背負っても、堂々と投げることが出来ています」

 向上は、5人の投手をベンチに入れている。座間との初戦の先発を決めるにあたり、平田監督は「最も調子がいい」と佐藤を指名した。その試合で6回3分の2を無失点と好投すると、「リズムを崩したくない」と先発に固定し、佐藤は期待を上回る結果を残してきた。

 横浜と対戦する準々決勝に向け、「点を取るのが難しい相手。最少失点で抑えたい」と佐藤。勝利を呼ぶ男が「臆することなく向かっていってほしい」という平田監督の期待に応えることができるか注目だ。

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