五輪組織委、小林賢太郎氏の辞任受け付けず「解任」 橋本聖子会長「今回は早急に解任の手続きを取った」

橋本聖子会長
橋本聖子会長

 東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長は22日、都内のメーンプレスセンター(MPC)で開会式前日の記者会見を行い、開閉会式の制作・演出チームで「ショーディレクター」を務める元ラーメンズの小林賢太郎氏の解任を発表した。

 小林氏は、お笑いユニット「ラーメンズ」時代に、コントで「ユダヤ人大量惨殺ごっこをやろう」とのせりふを言う場面が大問題となり、米ユダヤ系団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」(本部ロサンゼルス)が21日に小林氏を非難する声明を出した。

 大会に関わる関係者ではこれまで前組織委会長の森喜朗氏が女性蔑視発言で、開閉会式の演出総合統括だった佐々木宏氏は、出演予定者のタレント・渡辺直美を豚と見立て「オリンピッグ」と演じさせる不適切な演出プランで、音楽担当だったミュージシャン小山田圭吾は過去に雑誌でいじめを告白し、文化プログラムに出演する予定だった絵本作家の、のぶみさんは、過去の著書やSNSで発信したとされる内容に対して批判を浴びたとして出演を辞退。いずれも辞任や辞退を受理する形で外れたが、今回は外交上の「解任」という形で発表した。

 橋本会長は「問題については私自身、組織委員会は今朝、深夜から朝方に情報が入って、協議をした。存在は存じ上げておりませんでした」とし、「問題が発覚して、外交上の問題もあると思った。本人の辞任を受諾したことであったが、今回も、前回もすべて、大変大きな問題と認識のもと、今回は早急に解任の手続きを取った。一連の問題に関して事前にどれだけ過去のこういった問題を、調査をしなければいけなかったことも他方から言われた。そういうことからも責任を痛感している。そういうところから早急に対応しないといけないとなったことから解任の運びになった」と解任扱いにした理由を説明した。

 組織委内での責任問題や、処分について、橋本会長は「責任を大変痛感している。次々と多くの問題が発覚している。かなり後手後手に回っていることが印象に残っているのは反省をしている。前回の小山田氏の問題についてもあってはならないこと」と陳謝するにとどめ「あす、開会式を迎えますので、なんとか、開会式を迎えるということに、ご理解をいただけるように準備をしていく。今後、その後も、理解を頂けるような対応を考えていかないといけない」と理解を求めた。

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