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櫻坂・菅井友香が語る馬場馬術の魅力「動物が関わる唯一の競技」五輪は小学生時代のクラブコーチに期待

スポーツ報知
小学6年から馬場馬術を始めた菅井友香(本人提供)

 大学まで「馬場馬術」に打ち込んでいた櫻坂46の菅井友香(25)が、馬術の魅力や東京五輪での見どころを熱く語った。

 キラキラと目を輝かせた。「馬術を語れるなんて、うれしい」。小学5年。同級生に誘われて乗馬を始めた。高くなる目線、風を切る爽快感、日常では味わえないスリル。「こんなにハマるものか」と夢中になった。

 馬場馬術を始めたのは、思わぬアクシデントから。乗馬を始めて1年がたったころ、落馬して右肩を骨折した。けがで制服を着られず、小学校の卒業アルバムは1人だけ合成写真に。「馬は、かわいい。でも恐怖心が残って」。克服するため乗馬クラブを巡る中で馬場馬術に出会った。競馬のサラブレッドとは異なり、馬術用の馬は「ずっしりして、ムチムチ」。乗ると安心した。跳躍などダイナミックな動きが必要になる「障害馬術」に対し、動きの正確性や美しさを競うのが「馬場馬術」。「芸術のようで、いかに心に響かせるか。馬の実力や魅力を引き出すのは自分次第。何よりも馬との信頼関係が重要」という。

 しかし、関係は一朝一夕では築けない。初めて出た大会では馬が言うことを聞いてくれず、暴走してしまった。毎週馬場馬術専門のクラブに通い、蹴られても、かまれてもそばにいた。すると、馬房に入った瞬間、馬が迎えに来てくれる日が来た。築いた絆は正確な動きに反映され、全日本ジュニア大会で2位に入るなど活躍。グループ加入直前まで大学の馬術部で活動した。

17年から日本馬術連盟のアンバサダーも務める菅井が五輪で注目するポイントは―。「(馬術は)動物が関わる唯一の五輪競技。言葉が通じないからこそ、(馬との)コミュニケーションが大事になる。『人馬一体』が体現された時、心に残るパフォーマンスが生まれると思います」。縁深い選手もいる。「林伸伍選手は、小学生時代に通った乗馬クラブのコーチ。普段は寡黙ですけど、熱い心を持っていて、本番に強い姿を何度も見ました。本当に楽しみです」(田中 雄己)

 ◆菅井 友香(すがい・ゆうか)1995年11月29日、東京都出身。25歳。15年に欅坂46の第1回オーディションに合格。20年10月にグループ名改名後も櫻坂46でキャプテンを務める。愛称はゆっかー。身長166センチ。

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