ソウル五輪銀・潮崎哲也氏、決勝戦で痛恨被弾も「自信になった」でも「野茂がいっておけば…」

潮崎哲也氏
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ソウル五輪の野球日本代表メンバー
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ソウル五輪の野球日本代表成績
ソウル五輪の野球日本代表成績

 銀メダルを獲得した88年ソウル五輪で先発、救援とフル回転した潮崎哲也氏(52)=現西武球団本部編成グループディレクター=が衝撃の体験を振り返った。

 19歳の若さで代表入りした潮崎氏は、アマ時代に日の丸を背負った経験がプロでの活躍につながったと振り返る。

 「まさか自分が全日本のユニホームを着るなんて考えてなかったから、うれしかったのと大丈夫かなって気持ちだった。自分が一番若かったし、当たって砕けろ精神で逆に堂々とできたんじゃないかな」

 五輪では5試合中、先発を含む4試合で登板。先発に中継ぎとマルチに活躍した。最も印象に残っているのは米国との決勝戦。6、7回を無失点に抑えたが8回、マルティネスに追加点となる一発を被弾した。

 「決勝の一番大事なところで打たれたことは鮮明に覚えてます。僕の中では最高の球だと感じてたけど、打った瞬間に『これはいったな』ってぐらい強烈な当たりだった。内容も結果もよくて(8回も)続投になったと思うけど、野茂がいっておけばよかったなって思います(笑い)」

 日本は米国に敗れ、連覇を逃した。それでも「いい思い出」として残っているのは世界と戦ったことが、プロの世界へ飛び込む自信になったからだ。

 「当時はメジャーの中継もなかったし、世界に目を向けて戦うことはなかったので最高によかった。(五輪を経験して)いい意味で(相手を)上から目線で見られるようになった。一緒に(五輪で)やってた仲間がプロやメジャーで活躍すれば、自分もできるんだと自信になった。全日本の看板は大きかったですね」

 五輪金獲得へ、稲葉ジャパンへ期待を込めた。

 「日本で一番いい選手たちの集まりで、レベルが全然違う。『日本のために』という気持ちを持って、勝ってもらいたいですね」(取材・構成=森下知玲)

 ◆潮崎 哲也(しおざき・てつや)1968年11月26日、徳島県生まれ。52歳。鳴門高、松下電器(現パナソニック)を経て89年ドラフト1位で西武入団。通算523登板、82勝55敗55セーブ、防御率3・16。2004年に引退後、西武で1軍投手コーチ、編成部などを経て13年から2軍監督、16年から1軍ヘッド兼投手コーチ、17年から2軍監督。19年から現職。177センチ、80キロ。右投右打。

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