ユーリ阿久井政悟が桑原拓にTKO勝利 生後10か月のまな娘にV2贈る

2度目の防衛に成功した日本フライ級王者・ユーリ阿久井政悟
2度目の防衛に成功した日本フライ級王者・ユーリ阿久井政悟

◆プロボクシング ▽日本フライ級(50・8キロ以下)タイトルマッチ10回戦 〇ユーリ阿久井政悟 (10回TKO) 桑原拓●(21日、東京・後楽園ホール)

 日本フライ級タイトルマッチは、王者・ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)が同級6位・桑原拓(大橋)に10回TKO勝ち。2度目の防衛に成功した。戦績は阿久井が16勝(11KO)2敗1分け、桑原が8勝(4KO)1敗。

 初回、絶妙なタイミングで放たれた、阿久井の強烈な右カウンターが桑原にヒット。ここまで8戦全勝の“スピードスター”はプロ初のダウンを喫した。桑原はスピードとテクニックを駆使し、足を使いながら左ボディーで反撃のチャンスをうかがうが、阿久井もパンチを効かせて相手の足を止めた。10回、阿久井の強烈なワンツーが桑原の顔面を捉えると、挑戦者は前のめりにダウン。レフェリーはたまらず試合を止めた。

 「中盤くらいまでに捕まえると思ったけど、こういう勝ち方をするとは思わなかった。向こうも必死だった。9回に効かせたパンチがあって、あれで倒せると思った」と阿久井。5回を終えて、48―46、48―46とジャッジ2人がリードをつけるも、一人は47―47。「アウェーだったし、『もしかして…』ということもあったので」最後まで力の限りパンチを打ち込んだ。

 「セコンドから『娘が見ているぞ』という声が聞こえて、こりゃ頑張らないと、と思った」。この試合に向けては、機会を見ながら出稽古を実施。WBC世界ライトフライ級(48・9キロ以下)王者・寺地拳四朗(BMB)ともスパーリングでグラブを合わせ、自分に磨きをかけたという。“聖地”後楽園ホール登場は、2017年8月の中谷潤人(M・T)戦以来。「成長を見せられれば」という思いの通りに、東のホープを圧倒した。

 試合後、リング上のインタビューで、自宅で“応援”してくれた生後10か月のまな娘について「早く帰って愛(め)でたい」と少し照れながら話した。

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