森末慎二氏 体操・橋本大輝は「ダイナミック」+「美しさ」個人総合メダルある

橋本大輝
橋本大輝
体操男女の東京五輪代表
体操男女の東京五輪代表

 スポーツ報知では東京五輪の熱戦を深く、鋭く語る評論家が勢ぞろいした。開幕を前に「東京五輪メダル候補直前チェック」と題して、5競技の注目選手を取り上げる。体操は84年ロス五輪鉄棒金メダルの森末慎二氏が占う。

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 体操男子は大いに期待したい。正直なところ、体操はコロナ禍以降、国際大会がほとんどなく、ライバルとなるロシア、中国の現在の実力が読めないところもあるが、連覇のかかる団体は、日本がミスなくまとめ、ライバル国にミスが重なってくると、金メダルの可能性もあるだろう。

 2018年世界選手権では、1位・中国と2位・ロシアの差が0・049点に対し、日本は首位と2・89点差。19年世界選手権でも、1位・ロシアと2位・中国の差は0・997点に対し、日本はロシアと3・567点差をつけられた。日本は完全に首位争いから蚊帳の外状態。しかし、東京五輪に向けては非常に素晴らしいメンバーがそろった。絶対にミスをしない強いメンタルを持った萱、谷川、そして世界基準で見ても得点が出そうな美しい体操をする10代コンビの橋本、北園。中国、ロシアともいい争いになると感じる。

 特に橋本は、個人総合でもメダルの可能性がある。トップ争いができるDスコア(難度点)を持ち、さらにダイナミックさ、美しさを兼ね備える。内村が種目別に絞った今、橋本が後継者として結果を残し「日本は内村だけじゃない」と次世代の成長も示してほしい。

 3日の鉄棒に出場する内村は、五輪選考会を兼ねた全日本種目別選手権予選で“世界最高”の15・766点をマークした。あの演技をそのまま出せれば金メダルだろう。やはり技のこなし方や高さは、他の選手と比べても別格。日本の鉄棒での金メダルは1984年ロサンゼルス五輪の森末以来となる。着地まで決まれば、金メダルは確実だ。

 女子の注目は村上の個人総合。平均台で落下せず、得意の床運動でしっかり得点を稼げれば、五輪では日本女子初の個人でのメダルもある。

橋本大輝
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