【こちら日高支局です・古谷剛彦】22日ホッカイドウ競馬で王冠賞 ラッキードリーム史上6頭目3冠へ

前走の北海優駿を制したラッキードリーム(手前)
前走の北海優駿を制したラッキードリーム(手前)

 先週末から全道的に猛暑が続き、海沿いで比較的涼しい函館や日高地方でも気温30度を超える日があった。内陸にある札幌、旭川、帯広などでは猛暑日を記録した日があり、部屋にエアコンがなければ厳しいほどの陽気だった。ホッカイドウ競馬では、15日に行われるはずだった牝馬重賞「ノースクイーンカップ」が濃霧で取り止めとなり、20日に順延開催された。太平洋に近い門別競馬場は、日中と朝晩の寒暖差で霧が発生する割合が高いが、15日は無風だったことも災いし、霧が競馬場のあたりにたまってしまった。函館競馬場でたまに濃霧が起きるのも、海が近いため。気温が高い時は、このような心配もしなければならない。

 22日には、3歳3冠最終戦「第42回王冠賞」が行われる。「JBC2歳優駿」初代王者のラッキードリーム(牡、北海道・林和厩舎)が史上6頭目の3冠馬を目指す。16年に3歳馬3冠褒賞金制度が設けられ、3冠を達成した馬主には2000万円が与えられる(2冠は250万円)。この制度が設けられてからは2頭の2冠馬が最終戦で3冠を阻止され、19年リンゾウチャネルが、初の3冠馬となった。状態に不安がある中での達成に、五十嵐冬騎手が涙を流しながらインタビューに答えていたのが印象的だった。今年はリーチ(牡、同)が「北海優駿」2着から距離短縮で、1着だった僚馬ラッキードリームとの差を縮めることも十分可能。新興勢力では、中央未勝利から転入し、圧倒的な強さで連勝中のギャラントマナー(牡、安田武厩舎)が立ちはだかる。

 例年はセレクトセールの翌週にセレクションセールが行われていたが、昨年は新型コロナウイルスの影響で1か月順延。今年は当初から中1週のスケジュールで組まれていた。セレクトセールでの1歳の好況は、確実に日高の市場にもつながる。セレクション出身馬も、ホッコータルマエとビッグアーサーが種牡馬となり、アルクトスは昨年の南部杯を勝利。今年のJRA勢では、シゲルピンクルビー(報知杯FR)、ディープボンド(阪神大賞典)、サンレイポケット(新潟大賞典)、リプレーザ(兵庫チャンピオンシップ)が重賞に勝利し、モズベッロが大阪杯3着と健闘。地方重賞でも、トミケンシャイリが東海ダービー馬となり、ランリョウオーは雲取賞を制している。

 2歳世代はアーリーレッグ(牡、栗東・武英厩舎)が新馬勝ちを収め、エーティーマクフィ(牡、美浦・伊藤圭厩舎)とベルウッドブラボー(牡、美浦・和田雄厩舎)が2戦目で勝ち上がった。地方競馬では、メンタイマヨ(牡、川崎・林隆厩舎)が2戦2勝と素晴らしい能力を見せている。

 今年の上場馬には、ダート交流G1で3勝のケイティブレイブの半妹(父コパノリッキー)や、ユニコーンSを差し切ったスマッシャーの半弟(父エピファネイア)、サンレイポケットの半弟(父ダンカーク)、17年ジャパンダートダービーの覇者・ヒガシウィルウィンの半弟(父マインドユアビスケッツ)などがいる。

 セレクションセールは、26日午前10時から午後5時まで前日展示、27日午前10時に競り開始のスケジュールとなっている。グリーンチャンネルでも、27日午前9時半から生中継される。(競馬ライター)

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