酒井政利さんを悼む…山口百恵さんの表現力の裏には酒井さん独特の感性があった

スポーツ報知
酒井政利さん

 日本のアイドル文化の礎を築いた音楽プロデューサーの酒井政利(さかい・まさとし)さんが16日午後7時5分、心不全のため都内の病院で死去した。85歳だった。手掛けたアーティストは引退した山口百恵さん、南沙織さん、郷ひろみら350人以上。5月に知人らに元気な姿を見せたが、月末になってアレルギー反応が出たため、検査を兼ねて治療入院していた。葬儀・告別式は、すでに近親者のみで執り行った。 

 

 「百恵さんは女優としても必ず大成していたと思いますよ」。2年前のインタビューで酒井さんは、スターに不可欠な資質として「セルフプロデュース力」を挙げた。「自分がこうしたいという表現力。そして周囲に伝える力がないとダメ。百恵さんは『ダウン・タウン・ブギウギ・バンドのアルバムがよかった』とさりげなく言ってきて、宇崎竜童さんとの仕事が始まった。結婚も究極のセルフプロデュースでしたね」

 「言葉」を大切にした。「テーマとなる言葉を決めて、歌詞、曲へとつながる。曲先とか考えられない」。さだまさしが百恵さんに提供した「秋桜(コスモス)」は、当初「小春日和」というタイトルだったのを、酒井さんが「おばあさんみたい」と変更させた。百恵さんの表現力の裏には酒井さんの独特の感性があった。(高橋 誠司)

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