横審、白鵬のかち上げやガッツポーズを猛批判「多くのファンからひんしゅく。大相撲が廃れていく」

スポーツ報知
白鵬は照ノ富士を下して名古屋場所全勝優勝し、土俵で雄たけび

 日本相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会(横審)の定例会が19日、都内で行われた。会合後には、矢野委員長がリモート会見。7場所ぶりに皆勤した名古屋場所で全勝優勝を飾った横綱・白鵬(宮城野)について「進退をかけ出場すると明言して、約束を守り結果につなげた。それなりに評価したい」と話す一方で、土俵上の所作について苦言を呈する場面もあった。

 白鵬は14日目の大関・正代(時津風)戦で、仕切り線から大きく後退して立つ“奇策”に出た。また、大関・照ノ富士(伊勢ケ浜)との千秋楽全勝対決では、立ち合いで強烈なかち上げ。更に照ノ富士を下した直後には、思わず感情を爆発させガッツポーズをした。

 矢野委員長は、「14日目の目を疑うような仕切り、連日の張り手、千秋楽の肘打ちとも疑われないようなかち上げ、さらには武道にはありえないようなガッツポーズ、そういったものを見苦しいと思いました。どう見ても美しくない」と言及。更に「多くのファンからもひんしゅくをかっている。勝つためには手段を選ばないと思った人も多いのではないか。大相撲が廃れていくという深い懸念を皆で共有した」と厳しい言葉を並べた。

 白鵬はこの日の一夜明け会見で、14日目の立ち合いについては「やっぱり膝がよくないから。どうしても踏み込み負けしたくなかった」と説明。今年の3月に手術した右膝に不安を抱いていたことを明かしていた。

 また、矢野委員長は、休場が続いていた白鵬に対して出されていた「注意」の決議を解除することを明かすとともに、「後に名横綱と言われる人になってほしい」と品格も今後注視していく方針を示した。

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