田中希実「地力ついている証拠、自信にしたい」五輪前最終戦で五輪種目の1500メートル日本新

女子1500メートルで日本記録を更新する4分4秒08をマークし、笑顔の田中希実
女子1500メートルで日本記録を更新する4分4秒08をマークし、笑顔の田中希実

 陸上の中長距離シリーズ「ホクレンディスタンスチャレンジ」最終戦が17日、北海道・千歳市青葉陸上競技場で行われた。女子1500メートルでは東京五輪同種目&5000メートル代表の田中希実(21)=豊田自動織機TC=が自身の持つ日本記録を1秒19上回る4分4秒08で優勝した。五輪前最終戦での日本新を弾みに、2種目での飛躍を目指す。同1万メートル代表の新谷仁美(33)=積水化学=は約1時間で3レースに出場する異例の調整で手応えを得た。

 壁をまた一つ越えた。ペースメーカーが700メートル付近で外れても、田中は止まらない。「1人になっても、無理なくペースを維持できた」。残り1周から少しずつギアを上げてスパートし、来年のオレゴン世界陸上参加標準記録(4分4秒20)も突破。日本新での優勝に「こんなに出ると思っていなかったし、狙っていなかった。地力がついている証拠だと思うので自信にしたい」と笑みを見せた。

 五輪前最終戦での日本新を弾みに、5000メートルと日本女子初の1500メートルに挑む。この1年で歴史を塗り替え続けたが、「今回はペースを刻んでの展開だったが、世界ではそうはいかない。切り替えもスピード持久力も大事に、しっかり調整したい」。速さを強さに変え、大舞台で羽ばたく。

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