吉田麻也、有観客「検討して」再考求める「無観客では誰のための五輪か…」

スポーツ報知
前半、ラファミルをマークする(右から)板倉滉、1人おいて酒井宏樹、ミケル・メリノ、吉田麻也、林大地

◆国際親善試合 U―24日本代表1―1U―24スペイン代表(17日・ノエビアスタジアム神戸)

 サッカー東京五輪代表は、U―24スペイン代表に1―1で引き分けた。序盤からボールを支配され、決定機を連発する相手に対し、DF吉田麻也主将(32)=サンプドリア=ら25歳以上のオーバーエージ(OA)枠の3人を中心にしのいだ。後半開始から7人が交代し、同33分に同点に追いつかれたものの、組織的な守備の強さを披露。森保一監督(52)が整えてきた堅守を武器に強豪ひしめく五輪本番に挑む。

 主将のDF吉田麻也が東京五輪の無観客開催に反対し、再考を求めた。スペイン戦後のオンライン取材で「この大会をやるにあたって、国民の税金はたくさん使われている。(無観客では)何のため、誰のための五輪か、という疑問もある。何とか、もう一度(有観客を)真剣に検討してほしいと思う」と強く訴えた。

 まずは選手としての思いがある。「僕らはトップ(のレベル)ではないので、そういう(声援の)助けを必要にしている」。そして、夢のため。少年時代、02年日韓W杯を見てプロを目指した吉田は、五輪に同じことを期待する。「(子供たちを)家のなかに閉じ込めて、事が過ぎるのを待つだけじゃない。もっともっとできることはたくさんある」と主張した。

 医療従事者らに感謝、配慮しながらも、選手として「命、人生かけて戦っているからこそ、この場に立てている選手ばかり。(人生をかけてきたのは)この1、2年のことじゃない」と観客の前でプレーすることへの思いを語った吉田。言葉には、このままでは何も残らない五輪になるという危機感が込められた。

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