7月17日の福島6R・2歳新馬(芝1200メートル、16頭立て)は、2番人気のウインモナーク(牡2歳、美浦・奥平雅士厩舎、父ビッグアーサー)がデビュー勝ちを飾った。新種牡馬の父の産駒はJRA初勝利となった。勝ちタイムは1分10秒8(良)。
五分の発馬を決めると道中は中団7番手に構えた。リズムよく追走し、直線では外に持ち出されると、最速の35秒2の末脚を駆使して、粘り込みを図るヴェラフォルツァ(1番人気、父ディーマジェスティ)、イールテソーロ(4番人気、父アメリカンペイトリオット)の同じく新種牡馬の産駒2頭をまとめてかわして、1馬身1/4差で勝利をつかんだ。
奥平調教師は「途中はまだレースを理解していないような感じだった。一気に前に行くレースをすると後で難しくなるので、(差して勝利したことは)いい経験ができて良かった。直線ではようやくこの馬らしさが出たし、多少遅れても勝負になると思っていた。前半がカギだと思っていました」と笑顔をみせた。