五輪前最後のNHK大河「青天を衝け」 栄一が髷を切り、慶喜は大政奉還の大忙し…第23回見どころ

「青天を衝け」第23回より、この時は政府代表だったはずの渋沢栄一(右)だが…
「青天を衝け」第23回より、この時は政府代表だったはずの渋沢栄一(右)だが…

 俳優の吉沢亮が実業家の渋沢栄一を演じるNHK大河ドラマ「青天を衝け」(日曜・後8時)の第23回「篤太夫と最後の将軍」(18日放送)で、仏国に派遣されている栄一(ドラマ内では篤太夫)が髷(まげ)を落とし、一足先に外見上は現代風の男になる。

 郷に入れば郷に従えということで、栄一らは現地の家庭教師の教えで断髪。刀も外し、洋服を着る。カルチャーショックを受け止めながら、外国の行政の仕組みや文化などを吸収。のちに「日本資本主義の父」と呼ばれる素地ができつつある。

 一方、日本では「幕府だ!」「薩摩だ!」と、髷を結った侍たちが、覇権を巡って刀で斬り合う日々が描かれる。そしてついに徳川慶喜(草ナギ剛)が悩んだ末に大政奉還を実行。政権を朝廷に返してしまう。“フランス編”と“京都編”の落差が面白い上に、栄一が政府の代表でフランス滞在中の大政奉還…。政府の代表が一転してただの旅人へ。コントのようにハシゴが外れたことに気付く栄一らの反応が気になってしまう。

 忘れてはならないのが、ドラマ上、今も生き続けている徳川家康(北大路欣也)。自身が作り上げた江戸幕府最後の日を、どのような気持ちで見守るのかも注目だ。

 前回の「篤太夫、パリへ」(11日放送)では栄一がパリに到着し、凱旋門の迫力やコーヒーの味に驚く様子が描かれた。地元・埼玉では、栄一に何かがあった時のために後継ぎが決められ、栄一が千代(橋本愛)に送っていた形見も渡された。最先端で働く一方で、家族のことも思っていた栄一の横顔も短い時間の中できちんと描かれる。番組関係者も「栄一は筆まめで、千代にもかなりラブレターもを送っていました。かなり甘い内容です」と明かす。

 前回の世帯視聴率は14・7%でライバルのテレビ朝日系「ポツンと一軒家」の12・9%を超えて時間帯トップに。半分近くを過ぎても安定している。

 放送は第23回を最後に五輪休みに入り、第24回は8月15日放送となる。SNSでは「休まないで!」「大河の方が見たい」などのツイートも目立つ。幕府終幕というキリのいいところで中断しながら、人物たちの言動が気になるという絶妙なタイミングの編集だと思う。(NHK担当・浦本将樹)

 ※数字はビデオリサーチ調べ、関東地区

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